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苫小牧市の紹介

苫小牧市

Tomakomai

国際拠点港湾「苫小牧港」と北海道の玄関口「新千歳空港」がある苫小牧市は、紙・パルプ、自動車部品製造、石油産業などを有し、北海道の港湾貨物の約半数・全国4番目の貨物取扱量と、「ホッキ貝」の水揚げ量日本一を誇る、工業と港湾の都市です。
その一方で、お土産としても注目を集める「ハスカップ」が自生する勇払原野、北大研究林や点在する公園、全国各地からキャンパーが訪れるオートリゾート「アルテン」、ラムサール条約に登録されている「ウトナイ湖」など、自然環境にも恵まれています。緑ヶ丘公園や拓勇公園の展望台、苫東柏原展望台から、市の様子を一望するのもおすすめです。
ホッキ貝をはじめ、新鮮な魚介を買うなら「海の駅 ぷらっとみなと市場」へ。海鮮丼やラーメンなどを味わえるお店も並びます。市内には他にも寿司や焼肉、日本料理、カフェなど飲食店が充実。観光にも暮らしにも便利なまちです。

苫小牧市ってどんなところ?

苫小牧市の樽前山

子供も大人も登れる、地元のシンボル「樽前山」

北海道の天然記念物に指定されている貴重な溶岩円頂丘(ドーム)があり、世界的にも珍しい三重式活火山として知られている樽前山。支笏洞爺国立公園に属し、風不死岳・恵庭岳とともに支笏三山の一つに数えられています。市内から7合目ヒュッテまで車で約60分、7合目から頂上まで徒歩登山で約50分ほど。気軽に登れるうえ、イワギキョウやイワヒゲ、タルマイソウなど高山植物を観察できたり、支笏湖や羊蹄山など雄大な景色を眺められるのが魅力です。
樽前山麓の林間にある「樽前ガロー」は昭和54年に苫小牧市の自然環境保護区に指定されました。切り立った岩が特異な景観を見せ、岩肌には鮮やかな緑色のコケが張り付き、まるでビロードの絨毯のようです。
苫小牧市の錦大沼公園

キャンプの朝は美しい錦大沼のほとりを散策

樽前山麓、樽前丘陵の先端に位置する「錦大沼公園」は、錦大沼(周囲約1.6km)を中心に、天然湖沼、自然林、小河川など、優れた自然環境を有した公園で、森林浴を楽しみながら散策できます。昭和63年度には、北海道開発庁が提唱する「オートリゾートネットワーク構想」により、オートキャンプ場を中心とした、総面積236haもの「オートリゾート苫小牧 アルテン」が整備されました。今ではキャンプサイト209のほか、 バンガロー10棟、キャビン10棟、ログハウス3棟 、パークゴルフ場18ホール、天然温泉(加温・循環ろ過)「ゆのみの湯」、カヌー基地(8艇保有)など多くの施設を保有し、一年を通して利用できるリゾートです。
苫小牧市のイコロの森

「宝物」の森で、11ものガーデンと自然の息遣いに癒される

新千歳空港から車で20分ほどの場所にある「イコロの森」は、苫小牧の自然を生かしたガーデン。イコロとは、アイヌ語で「宝物」のことです。樽前山の植生からインスピレーションを受けた<ロックガーデン>、ローズグロワープロデュースの<ローズガーデン>、「ナニワズ」が自生する<ウッドランドガーデン>、夏は宿根草やローズガーデンのバラが咲き誇る<ボーダーガーデン>、みずみずしい緑が深まる<ナチュラルガーデン>など11のガーデン、寒冷地の気候に合った苗を生産するナーサリーのほか、北海道の作家によるクラフト作品や、プロ仕様のガーデンツール、自家生産苗などが揃うセレクトショップ・イコロハウス、体験型研修・交流施設「森の学校」、乗馬クラブ「リーフ」といった施設を有しています。
散策中の休憩は、ガーデンを眺めながら食事やスイーツを楽しめるGARDEN CAFE「チセ」や、森の中で焙煎された香り豊かなコーヒーやソフトクリームが評判の「coffee stand by 寿珈琲」でどうぞ。
苫小牧市のノーザンファーム

可愛くてかっこいい!馬たちとふれあえる「ノーザンホースパーク」

競走馬生産育成牧場のリーディングファームである「ノーザンファーム」を母体とした「ノーザンホースパーク」は、1年を通じて自然や馬とふれあえる施設。日本の馬事文化の発展を担う場所として、乗馬競技会場その他の設備も充実しています。
パーク内で生活している馬は12種類、約80頭。引退した競走馬やポニーなど、体格も性格もさまざまな馬たちとの体験やふれあいを通じて、たくさんの思い出を作ることができます。夏はさわやかな空気のなかでサイクリングやパークゴルフ、冬はやわらかい雪の上でクロスカントリーやスノーラフティングなど季節ごとのアクティビティも楽しめます。
パーク内の美しい風景を眺めながら道産食材使用の料理を味わえるガーデンレストラン、自家製デザートが人気のカフェ、バーベキューレストランなども用意。新千歳空港から車で約15分ほどの立地も魅力です。
苫小牧市のウトナイ湖

日本初の「バードサンクチュアリ」ウトナイ湖

ウトナイ湖は工業都市・苫小牧に近接しながらも、その多様な生態系が保たれている希少な湿地帯で、周辺にはタヌキモやヒシ、マコモやヨシの群落、ハンノキ林が広がっています。野鳥の楽園としても知られ、特に鳥類はマガン、カモ、ハクチョウ類など約270種が確認されており、渡りの季節には数万羽が飛来します。冬季は湖の大部分が結氷しますが、給餌を行っていることもあり一定数がこの地にとどまるそうです。1981年、湖周辺の5.10平方キロメートルの範囲が、日本野鳥の会によって日本初のバードサンクチュアリに指定、翌年には国指定ウトナイ湖鳥獣保護区(集団渡来地)に指定され、1991年には日本で4番目のラムサール条約登録湿地となりました。湖畔には環境省ウトナイ湖野生鳥獣保護センター、ウトナイ湖サンクチュアリネイチャーセンターがあり、湖の歴史や生物たちの生態などを学ぶこともできます。

苫小牧市の主なイベント

5月 緑ヶ丘公園まつり、ノーザンホースパークマラソン
8月 とまこまい港まつり
9月 百縁商店街、たるまえサンフェスティバル、苫小牧漁港ホッキまつり
10月 東胆振地産地食フェア、東胆振物産まつり
11月 とまこまいコスプレフェスタ
2月 とまこまいスケートまつり