斜里町の紹介

斜里町

Shari

大自然は北海道各地で目にすることができますが、世界自然遺産の称号を得ているのは知床だけ。斜里町はその北部を占めます。南部は羅臼町です。
斜里町は日本の自然保護活動をリードしてきました。そのおかげで世界に認められる自然を遺すことができているわけです。
斜里町の自然は「濃さが違う」と言われますが、それは本当で、よくも悪くも簡単にヒグマと遭遇できます。シカに至っては増えすぎて駆除の対象になっていて、斜里グルメの重要な食材になっています。
クルーズ船で海に出れば、断崖絶壁の大パナロマが広がり、その雄大さは呼吸を忘れるほどの感動を与えてくれます。それほどの強運の持ち主でなくても、クジラ、イルカ、シャチを観察できますよ。

斜里町ってどんなところ?

知床の世界遺産

知床が世界遺産に認定されたのは日本の自然保護活動をリードしてきたから

知床世界自然遺産の北半分は斜里町に属します。知床がこの世界的な栄誉を手に入れることができたのは自然のお陰ですが、その自然を守ってきたのは住民の方々です。
「100平方メートル運動」は、かつて乱開発の危機にあった知床の原生林を、寄付を募ってお金を集めて土地を買って保全するボランティア活動です。1977年に始まったこの運動は全国的な活動に発展して、日本の自然保護活動のはしりといわれています。
知床では、森に入ると簡単にヒグマと出会うことができてしまいます。食欲旺盛のヒグマを大量に養うことができる大量のサケが遡上してくるからです。
もちろんヒグマはときに駆除も必要になりますが、それでも斜里町ほど「自然との共生」を実行できている街はないでしょう。
知床岬

海から知床半島を望めば安全にヒグマを観察できる

斜里町のウトロ港から大小さまざまなクルーズ船が出ていて、知床半島の先端の知床岬まで、海上を進みながら断崖絶壁の大パノラマを堪能できます。
かなり高い確率で、海岸をうろうろ散歩しているヒグマを目撃でき、サケを捕えているところを見られるかも。安心してヒグマをじっくり見ることができるのは、人間が海の上にいるからです。
その他にも、オオワシやオジロワシ、イルカやクジラなど、貴重な動物に出会えます。
鹿肉バーガー

大自然で育ったエゾシカを新しい食文化に

自然のなかで動き回ってお腹が空いたら、斜里グルメの旅に出かけましょう。
オホーツク海が育んだカニ、鮭、ホタテ、ホッケ、キンキは、どれも一級品で大都会の高級料亭で使われるものばかり。でも斜里町内の飲食店で食べれば、ご当地価格で食べることができます。

ぜひチャレンジしていただきたいのが、シカ肉です。シカは知床で爆発的に繁殖してしまい、かえって生態系を壊してしまう問題がありました。そこでエゾシカの新しい食文化を生み出しまちおこしに活用しようと、色々なシカ肉グルメが開発されています。シカ肉は低脂質でヘルシー。更には鉄分が豊富に含まれているので、鉄分が不足しがちな現代女性に是非とも味わっていただきたいです。

斜里町の主なイベント

1月 ~ 2月 知床流氷フェス・スタンプラリー(ホテルや飲食店を巡る)
4月 知床雪壁ウォーク
4月 知床横断道路開通
7月 羅臼岳山開き
7月 しれとこ斜里ねぷたまつり、夏まつり