根室市の紹介

根室市

Nemuro

夏は釧路と同じくらい霧が出やすく、霧の街ロンドンよりも霧が発生する日が多いため、気温は低く肌寒い日もありますが、秋から冬にかけては爽やかな日も多く、年間の日照時間も比較的長いのが特徴です。また、冬は北海道のなかでは比較的温暖ですが、流氷を見ることができます。

街としての歴史が古く、独自文化や伝統が受け継がれています。北海道では珍しくお盆の時期が新盆(7月盆)で、盆踊り大会は7月に開催されるほか、ローカルグルメも多くあります。

根室港では、サケ・マス・カニ・タラ・ウニ・タコ・ツブ・昆布など水産資源が豊富で、「トロサンマ」と呼ばれる脂が乗ったサンマと、サンマ棒受け網漁・大型船出港・水揚げの様子は、毎年季節の話題に取り上げられ、日本の秋の風物詩ともいえます。

また、国内では根室でのみ獲れる希少な「花咲ガニ」はコクがある美味しい根室グルメですが、漁期が約1カ月間と短く、花咲ガニの季節には茹でたての新鮮な花咲ガニが食べられる「根室かに祭り」を開催し、根室の味覚を楽しみます。
根室市では牧場も多く、乳牛を主体に肉牛の飼育もおこなっており、牛肉を使った特産品も作られています。

ラムサール条約登録湿地の「風蓮湖と春国岱」(ふうれんことしゅんくにたい)など、海外からもバードウォッチングに訪れる人もいるほど数多くの野鳥が見られる環境が多く、市内にはハイド(野鳥観察用の小屋)も整備されています。このほか北方原生花園や温根沼ほか、湿原・森・砂丘・丘陵・お花畑など変化に富んだ自然があり、近年は海上・湖上から野鳥や自然を観察したり、北方領土を見たりできるネイチャークルーズも人気です。

根室市観光マスコットキャラクターはシマフクロウをモチーフにした「眠朗」です。

根室市ってどんなところ?

おちいしフットパス

異国のような自然が広がるフットパス

納沙布岬や春国岱・風連湖などが観光スポットとして有名な根室ですが、イギリス発祥の「フットパス」コース、「根室フットパス」(厚床〈あっとこ〉パス・初田牛〈はったうし〉パス・別当賀〈べっとが〉パス)、「落石シーサイドウェイ」(浜松パス・おちいし岬パス)のコースがあり、牧草地・林・谷内坊主の群生・切り立った海岸線など、ゆっくり歩きながら道内他地域とはまた違う異国情緒ある自然景観を楽しめます。
ユルリ島

野生の馬が住む島

根室・昆布盛沖に断崖に囲まれた無人島「ユルリ島」があります。島はエトピリカやケイマフリなど希少な鳥の繁殖地で、希少な植物も多く生育しています。また、かつてユルリ島に渡った人々が島に残した馬たちが野生化し、数を減らしながらも今なお島で暮らしています。ユルリ島に上陸はできませんが、浜松海岸などから目にすることができ、2021年には有志グループが島の幻想的な写真を載せたパンフレットを作成しています。
根室ソウルフード「エスカロップ」

根室のソウルフード「エスカロップ」とご当地グルメ

根室ソウルフード「エスカロップ」は、タケノコ入りのバターライスやケチャップライスにトンカツを乗せ、デミグラスソースをかけた料理で、通称は「エスカ」。根室の洋食店が考案し、多くの店が作るようになるとマッシュルームに代わり手に入りやすかったタケノコを使うようになりました。市内飲食店ではエスカロップのほかビドックライス・スタミナライス・オリエンタルライスなどのご当地グルメも味わえます。
オランダせんべい

知る人ぞ知る?懐かしい味わいの根室スイーツ

知る人ぞ知る根室のお菓子、それが「オランダせんべい」です。かつてはオランダせんべいを作るお店が何軒もあり、現在はお店の数は減ったものの、根強いファンがいる根室市民なら誰もが知るお菓子です。材料は小麦粉と砂糖、重曹。"せんべい"という名前がですが、しっとりとした食感のやわらかいワッフルのようなスイーツです。噛みしめるとどこか懐かしくやさしい甘さがじんわりと口に広がり、クセになる味わいです。

根室市の主なイベント

1月 納沙布岬の初日詣
1月 ねむろバードランドフェスティバル
5月 歯舞おさかな祭り
6月 おちいし味まつり
6月 根室出雲神社例大祭
6月 根室半島磯釣全道大会
7月 ねむろ港まつり
7月 根室盆踊り大会
8月 金毘羅神社例大祭
8月 最東端ねむろシーサイドマラソン