北海道のほぼ中央に位置する上川町は、2,000m級の山々が連なる「大雪山」の麓の町で、北海道の母なる川、石狩川源流の町でもあります。
夏は最高気温が30℃以上を記録したことがありますが、7月・8月の最高気温はおおむね24℃前後と過ごしやすく、最低気温は14℃で平均気温は19℃前後と涼しい気候です。冬の積雪は多く、2020年シーズンの年間降雪量は道内118観測所中30番目、なかでも層雲峡エリアは11番目の雪の多さで、気温はさらに特徴的。1月・2月の平均気温は-8℃前後、日中でも-10℃前後まで下がる厳しい寒さを利用し、層雲峡温泉では、毎年「層雲峡氷瀑まつり」を開催しています。
町の面積は上川エリアで最も大きく、隣接する市町は11市町もあります。その広い町の94%は大雪山をはじめとする森林が占め、その豊かな森林は、日本最大の山岳公園「大雪山国立公園」として、登山者をはじめ日本で最も早く紅葉が始まるスポットとしてその景観に魅了された多くの人が訪れます。
上川町で最も知られているスポットは、大雪山黒岳の麓にあり大雪山の入り口となっている「層雲峡温泉」です。現在は全国的に知られる北海道でも有数の温泉郷は、上川アイヌの人々がこの地を「ソウウンペツ」と呼んでいたことが由来になっているそうです。大雪山の春夏秋冬それぞれの絶景と層雲峡温泉は、多くの人を魅了する観光スポットです。
魅力は自然景観だけではなく、町内で栽培・生産される食べ物にも見られます。町内ではもち米、ソバ、大根やアスパラ、大豆など各種野菜の栽培がおこなわれているほか、酪農にも力を入れており「大雪高原牛」や「渓谷・味豚」(けいこくみとん)といったブランド肉を生産しています。また、海がない町ですが漁業もやっているところが特徴です。大雪山麓の湧き水を使ったニジマスの養殖がおこなわれ、町内飲食店などで味わうことができるほか町の特産品のひとつになっています。
層雲峡 マスコットキャラクターは「かみっきー」。観光スポット「エスポワールの鐘」付近に現れるオスのヒグマの子です。帽子代わりのエスポワールの鐘がチャームポイントです。
上川町ってどんなところ?
カムイミンタラ~神々が遊ぶ庭~の日本一早く美しい紅葉
大渓谷の中の温泉郷
昼に青く、夜に幻想的な氷瀑の造形
バリエーション豊かな上川町グルメ
1年中、観測史上最も寒いスポット?!
上川町の主なイベント
1月 ~ 3月 | 層雲峡氷瀑まつり |
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6月 ~ 10月 | 層雲峡温泉花ものがたり |
7月 | 大上川神社例祭 |
7月 ~ 8月 | 峡谷火まつり |
8月 | 上川町ふる里まつり |