富良野市

富良野の名を一躍世に広めた「北の国から」をはじめ、「優しい時間」「風のガーデン」と続く、脚本家・倉本聰の「ふらの三部作」が有名。富良野市と近郊の町のいたるところでロケ地を見つけることができます。1981年～2002年の間、長期に亘る撮影が行われた「北の国から」の主なロケ地となった麓郷地区には、「五郎の石の家」「拾って来た家」「麓郷の森」の3か所があり、それぞれのロケ地の中に五郎が建てた家が今でも残されています。
2005年1月〜放送された「優しい時間」は、新富良野プリンスホテル敷地内にある森の中の喫茶店「珈琲 森の時計」が舞台。撮影終了後から、珈琲「森の時計」として営業されており、カウンターではドラマと同じ様に自ら珈琲豆を挽く事ができます。
新富良野プリンスホテルの敷地内に広がる約2,000㎡のブリティッシュガーデンは、テレビドラマ「風のガーデン」の舞台となった場所です。2年の歳月をかけ、北国の気候に合う品種の宿根草を中心に約2万株が植栽され、季節ごとに計400種類以上もの花々が咲き誇ります。花畑をめぐる小路を進むとドラマに度々登場した「グリーンハウス」が、物語の世界そのままに訪れる人を迎えてくれます。
他にも「華麗なる一族」や「ラストクリスマス」、韓国ドラマ「ラブレイン」など数多くのドラマのロケが行われてきました。「名所めぐり」でドラマや映画を回想するのはもちろんですが、撮影や打ち上げに協力した地元の人たちからさまざまなエピソードを聞けるのも、富良野ならではの楽しみの一つです。

富良野でワイン作りが始まったのは1972年。富良野地方の気候風土と土地条件がワインの本場、北欧に似て、原料ぶどうの育成に適することが研究結果によって立証され、農業振興を目的としワイン用原料ぶどうの栽培に取り組み始めました。2005年には日本初の自然凍結ぶどうによるアイスワイン「Ｆ」を発売。2006年にミュラー（白）が国産ワインコンクールで奨励賞を受賞してからは、コンクールで何度も入賞する実力派となりました。ワイナリーなどで自宅用やお土産用に購入するも良し。レストランで料理とともに味わうも良し。発売後すぐに売り切れてしまう期間限定品もあるので、要チェックです。