北海道中央部にある美唄市は、かつて道内有数の炭鉱の町として発達した街です。現在は米を主体とした穀倉地帯で、収穫期が近づいてくると樺戸連山を背景に金色に光る稲穂が揺れる広大な田園風景が印象的です。
全国食味分析鑑定コンクール総合部門で北海道産米初の「金賞」を受賞した実績があるほか、ハーブを植えて農薬使用量を抑えたお米の生産などにも取り組んでいます。また、アスパラガスなどの野菜やフルーツの栽培もおこなっており、近年、北海道の特産品として広く知られるようになった「ハスカップ」は、美唄市が日本一の生産量を誇っています。
ご当地グルメ「美唄やきとり」「とりめし」は札幌圏でもよく知られ、遠方から食べに行く人も少なくありません。袋入りのソース焼きそば「美唄やきそば」を含め、市外で開催されるローカルグルメの催事イベントなどでも人気があります。
美唄市のゆるキャラは「マガン」「宮島沼」「ピパオイ」(美唄の語源)から一文字ずつとった「マミィーちゃん」です。
美唄市ってどんなところ?
美唄のソウルフード、BEST3!
美唄といえば"やきとり"を思い浮かべる人も少なくないほどよく知られる「美唄焼き鳥」は、日本七大焼き鳥のひとつ。鶏肉・鶏レバー・内卵・砂肝などのモツと玉ねぎを串に刺した焼き鳥です。郷土料理「とりめし」も人気の郷土料理。米を炒めた玉ねぎと鶏肉を鶏ガラスープで炊いた醤油味の炊き込みご飯は100年以上前から作られてきました。「袋入りやきそば」は、おやつ感覚でも食べられる美唄のファストフードです。
日本最北のソメイヨシノ群生地
「東明公園」は、日本最北のソメイヨシノ群生地として知られる北海道の桜の名所のひとつです。ソメイヨシノ、エゾヤマザクラ、ヤエザクラなど約2,000本のサクラが見ごろを迎える4月下旬~5月初旬には、夜桜のライトアップもおこなわれます。また、サクラに続いて咲くツツジの名所にもなっています。美唄市内には。「アルテピアアッツァ美唄」「空知神社」なども「びばいさくらスポット」として桜を楽しめる場所です。
渡り鳥のサンクチュアリ
ラムサール条約登録湿地の宮島沼は、日本最北・最大のマガンの中継地です。毎年春と秋、夜が明ける頃に一斉にねぐら(宮島沼)から飛び立つ何万羽ものマガンは「マガンのねぐら立ち」として、バードウォッチャーや観光客に人気のスポットです。渡りの時期の日中には、宮島沼近隣の田んぼや畑でも群れになってエサをついばむマガンやハクチョウの姿を見ることができます。
アートとともに美唄の今昔を感じる
世界的彫刻家、安田侃氏が点在する閉校した小学校を再生させたギャラリーが「アルテピアッツァ美唄」です。広い芝生の中にたたずむアートや木々、趣ある小学校の建物が一体となったアルテピアッツァ美唄は、札幌からも訪れる人が多い人気のアートギャラリーですが、一方で美唄の炭鉱の歴史を記憶する空間でもあります。毎年8月には盆踊りや「ころころキャンドル」が開催されます。
美唄市の主なイベント
2月 | びばい雪んこまつり |
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5月 | びばい桜まつり |
8月 | びばい歌舞裸まつり |
8月 | アルテの盆踊り・ころころキャンドル |
9月 | ピパオイヘルシーロードレース・美唄市ハーフマラソン大会 |