三笠市の紹介

三笠市

Mikasa

空知エリアの近隣市町とともに近代日本と戦後の復興を支えた石炭の街として発展した市です。
三笠市は、北海道で初めて鉱山が開かれたことから、近代化の流れのなかで道内の他地域に先がけて技術導入が勧められ、石狩炭田発祥・北海道初の鉄道開業・電話開通・上水道設置の地となりました。また、北海道民にはなじみ深い「北海盆歌」発祥の地でもあります。

2019年には、三笠市が始まった歴史そのものでもある市内の炭鉱遺産は、道内他市町の文化財などとともに「日本遺産」として「炭鉄港」を構成する要素として認定され、改めてその歴史的価値に注目が集まっています。

また、三笠市は市内全体が「三笠ジオパーク」としても認定されており、その要素のひとつが”化石”です。
かつて三笠市を流れる幾春別川上流で化石が発掘され「エゾミカサリュウ」と命名、「エゾミカサリュウ化石」は国の天然記念物に指定されています。また、「三笠市立博物館」はアンモナイトの聖地ともいわれ、北海道随一の展示数を誇るアンモナイトのほかマンモス・恐竜の化石を見ることができます。

歴史的な技術導入の"北海道初"が多い三笠市ですが、「道の駅みかさ」も北海道で初めて登録された道の駅です。
三笠市では三笠メロン・三笠西瓜や各種野菜の栽培が盛んで、「道の駅みかさ」に併設の「食の蔵」では、地元産野菜やフルーツの直売所やテイクアウトフード、軽食を提供する店があり、夏には「八列とうきび」なども販売され、多くの人で賑わう人気スポットです。

また、市内の特色ある施設に「MIKASA COOKING ESSOR」(ミカサ クッキング エソール)があります。
同施設には、シェフやパティシエをめざす生徒が通う北海道三笠高校の生徒が運営する「まごころきっちん」や「Cheire」(シェリー)があり、高校生が開発・調理する料理やスイーツを提供しているほか、プロ仕様のレンタル調理施設「キッチンスタジアム」を併設しています。

三笠市ってどんなところ?

三笠ジオパーク

三笠ジオパーク

三笠市は市全体が地球を楽しむ”大地の公園”「ジオパーク」に認定されており、市内のあちこちがジオパークの見どころです。特に三笠市は、化石と石炭がともに多く発掘・採掘されていることから、「桂沢エリア」「野外博物館エリア」など市内6つのエリアを通じて1億年前のアンモナイトの時代から炭鉱(石炭)の街として栄えた昭和まで、ジオ(大地)との深いつながりを長い年月の流れのなかで感じることができます。
そらちワイン街道ワイナリーロード

そらちワイン街道ワイナリーロード

近年、三笠市を含む空知エリアのワイナリーやヴィンヤードが道内外から注目を集め、「そらちワイン街道ワイナリーロード」などとしてエリア全体のワイン情報の発信がおこなわれています。なかでも三笠市では空知エリアのヴィンヤードの先駆けとなるブドウ畑が早くに開墾され、現在は市内にワイナリーやヴィンヤード、ワインと地元産食材を楽しめるレストランができ、そらちワイン街道ワイナリーロードの一角を担っています。
桂沢湖

美しい自然に囲まれた人造湖

桂沢湖は桂沢ダム建設によって生まれた人造湖ですが、桂沢湖周辺はアンモナイトや古代生物の化石の宝庫でもあり、これまで多くの化石が発見された場所として知られています。一方で、森に囲まれた風光明媚なスポットで、富良野芦別道立自然公園の一部になっています。特に秋、10月中旬は水面に写る紅葉が美しく、ときには早朝、気嵐(けあらし)が見られることも。また、冬のわかさぎ釣りは、風物詩のひとつです。
三笠の梅

三笠の梅

三笠市幾春別栗丘町にある梅園「あすか梅の杜」は、北海道内最大級の梅園です。毎年5月中旬に梅の花の見ごろを迎え、桃色・白色・紅色などの花が一斉に咲く春を告げる"花のスポット"になっています。また、5月には三笠市を代表するお祭りのひとつ「みかさ梅まつり」が開催され、あすか梅の杜はその会場にもなっています。ここで実った梅は、「手作りの梅干」などとして商品化され、特産品になっています。

三笠市の主なイベント

5月 みかさ梅まつり
6月 幾春別川カップ・イン・三笠
7月 北海盆唄全国大会
8月 三笠北海盆おどり・納涼花火大会
9月 市来知神社例大祭(いちきしりじんじゃれいたいさい)
10月 みかさ桂沢紅葉まつり