北海道の北西部に位置する留萌市は、ニシン漁とともに発展し、日本一の生産性を誇る「かずの子」をはじめとした水産加工業、国の重要港湾「留萌港」と国道3路線の結束点、さらに高規格幹線道路深川・留萌自動車道の終点に位置する交通・物流の拠点、国や北海道の官公庁が集積したまちです。
西には日本海、南北には暑寒別天売焼尻国定公園が連なり、暑寒別山系をはじめ「夢の浮島」といわれる天売・焼尻が望まれます。特に晴れた日には、遠く利尻の島影が夕陽の輝く日本海に浮かぶ姿が見られ風光明媚です。
夏には海水浴やキャンプ、マリンスポーツ、磯ガニ釣りなどアクティビティも楽しめます。
令和2年には、留萌ICから車で5分の場所に「道の駅るもい」がオープン。地域の食材を使用したテイクアウトや特産品などを購入できるアンテナショップのほか、7.8haの芝生広場やドックランなどもありますのでぜひ立ち寄ってみてください。
留萌市ってどんなところ?
先人の目に映った「黄金」のニシン
JR留萌駅から約2.3km。かつてニシンの見張り台でもあった岬は、夕陽に映し出された群来(ニシンの群)がきらきらと黄金色に輝きながら岸をめがけて押し寄せたことから「黄金岬」と呼ばれるようになりました。黄金岬は、柱を積重ねたような荒々しい奇岩が幾つも並ぶ独特な景観を持つ海岸。沖に沈む夕陽は、全てのものを染めつくし、その眺めは「日本一の落陽」呼ばれるほどの絶景、「日本の夕陽百選」にも選ばれています。厳冬期の早朝には珍しい「けあらし」(蒸気霧=水面に白く立ち上る霧が湯気のように見える現象)を観察することも。
黄金岬海浜公園には小さな磯ガニが生息しており、夏には海の家で販売しているイカの足で磯ガニ釣りも楽しめるそうですよ。
黄金岬海浜公園には小さな磯ガニが生息しており、夏には海の家で販売しているイカの足で磯ガニ釣りも楽しめるそうですよ。
大きな風車がシンボルの「礼受牧場」
日本海に面した丘陵地・礼受牧場では、ここに吹く風を利用した風力発電をしています。「風の見える丘」として施設の一部を整備し、一般開放。大型風車が建ち並び、日本海や暑寒岳を望む風光明媚な観光スポットとして毎年大勢の市民や観光客で賑わいます。5月下旬から6月中旬には菜の花も見頃に。また隣接している「礼受牧場畜産館トリム」では、ソフトクリームや「るもい浜焼き」を味わうことができ、ドライブ休憩スポットとしてもおすすめです。
約1kmに渡るビーチから絶景を一望
道北最大級の海水浴場も留萌市にあります。全長1km以上ある「ゴールデンビーチるもい」はシャワー室(有料)やトイレ、洗い場も整備され、多くのキャンパーが訪れます。南に暑寒岳連峰と礼受漁港を臨み、北に黄金岬が見られる静かな内海で、特に海水がきれいな場所として有名です。7月上旬にはビーチバレーの大会が開催され、シーズン中はトーイングチューブなどのマリンスポーツが体験できます。
また、緑地帯エリアの「元気テント村」では、貸出テント・テーブル・イスがセットされたスペースが整っており、ビギナーでも気軽にキャンプ体験をできるのが魅力です。
また、緑地帯エリアの「元気テント村」では、貸出テント・テーブル・イスがセットされたスペースが整っており、ビギナーでも気軽にキャンプ体験をできるのが魅力です。
留萌市の主なイベント
5月 | 「かずの子のマチ」留萌フェスタ |
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6月 | うまいよ!るもい市(〜9月) |
7月 | るもい呑涛まつり |
8月 | やん衆盆踊り、るもい川まつり |
3月 | 萌っこ春待里 |