北海道では珍しくアイヌ語由来ではない和名の街「岩見沢市」は、北海道中部にあり、北海道のなかでも積雪が特に多い豪雪地帯として知られます。
岩見沢市は近隣市町の炭鉱の稼働を背景に、当時、函館本線・室蘭本線・幌内線・万時線と4本の鉄道が集まり、交通の要として発展、北海道では函館に次ぎ早くから上水道が完成した街でもあります。かつて「岩見澤村」だった北村・栗沢町・岩見沢市が分村を経て再び合併して現「岩見沢市」となりました。
現在も鉄道や幹線道路・高速道路が利用しやすい立地で、札幌市・石狩湾新港・新千歳空港などへは約1時間でアクセスでき、交通の利便性がよいエリアです。
このため市内にある4つの工業団地には、各種製造業などが数多く拠点を置いています。
北海道の母なる川、石狩川流域にある岩見沢市は、特に農業が盛んで、お米・タマネギ・小麦などの一大産地として知られています。お米・なたね・はくさいの収穫量は道内トップクラスで、小麦や大豆・なたねの収穫量は国内でもトップクラスにランクしています。道内有数のお米の産地として、9月には世界最大規模の臼と杵でおこなう"餅つき"や、"餅まき"を楽しむ「いわみざわ百餅祭り」が開催されます。
また、寒暖差が大きく甘みが強くなりやすい気候から、モモやナシなどのフルーツ栽培もおこなっており、近年は市内にワイナリーやヴィンヤードが増える中、ワイン醸造用ぶどう栽培地としても注目を集めています。特に岩見沢市がある空知エリアは、ぶどう栽培が向かないといわれるほどの寒冷地ですが、積雪の深さによりブドウの木を寒さから守ることができ、また寒暖差が大きく湿度が低い点では栽培に適している、という特殊な条件下でワイン醸造用ぶどうを栽培しています。
一方、市内「いわみざわ公園」には国内最大級といわれる野外音楽堂「キタオン」があり、著名なアーティストが多数出演するライブイベントも開催される街としても知られていますが、音楽では岩見沢市の歴史と未来をテーマにした"交響詩"が存在し、市民が合唱などで歌い継いできました。
また、北海道で最も古いといわれる「こぶ志窯」をはじめ「志古呂窯」、美流渡にある「藍山窯」など工芸工房などが点在しているほか、現在のJR岩見沢複合駅舎は、いくつもの建築賞などを受賞し、芸術面での見どころも少なくありません。
岩見沢市ってどんなところ?
花いっぱい、岩見沢の花園
岩見沢のブドウ
広大な都市公園
塩ゆでが美味な特産品
岩見沢市の主なイベント
2月 | IWAMIZAWA ドカ雪まつり |
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5月 | いわみざわ春まつり(岩見沢神社春季例大祭) |
6月 | いわみざわローズフェスタ |
7月 | いわみざわ彩花まつり・花火大会 |
7月 | JOIN ALIVE |
8月 | きたむら田舎フェスティバル・沼上連発花火大会 |
8月 | くりさわ農業祭 |
8月 | 北海道そらちグルメフォンド |
9月 | そらちワインピクニック |
9月 | いわみざわ百餅祭り |