マオイの丘

長沼町

Naganuma

長沼町には丘が広がっていて、地元の人たちはこれを「マオイの丘」と呼んでいます。マオイの丘には田畑や牧場があり、それがいい景色をつくっています。町民たちはこの風景をとても大切にしています。
そして景色のよい場所にカフェを建てたり、キャンプ場を設置したりして、街に来る人たちをもてなしています。おいしいものもたくさんあって、アイス屋がいくつかあったり、ジンギスカンは長沼で独自の進化を遂げています。札幌から車で1時間程で到着しますので、ぜひ気軽に立ち寄ってみてください。

長沼町ってどんなところ?

マオイの丘

馬追丘陵(まおいきゅうりょう)を使ってマオイ・ブランドをつくりあげた

長沼町について調べ始めると、すぐに「マオイ」という言葉に出会うはずです。マオイはアイヌ語で「ハマナスの実があるところ」という意味です。
北海道の地形に、マオイと名づけられた馬追丘陵があります。これは長沼町から厚真町にいたる、幅5~8km、全長50kmの丘状の土地で、最も高い場所は標高275mあり、札幌の円山(標高225m)より高い位置になります。

長沼町民は、この馬追丘陵をマオイの丘と呼び、街の象徴として大切にしてきました。畑作や田んぼや牧場がつくる風景を保護して、景色のよい場所にオシャレなカフェを建て、キャンプ場や温泉施設をつくりました。
その取り組みが実り、街づくりに興味がある人などから、長沼町は「おしゃれでいかしている街」と評価されています。
長沼町のタンチョウ

札幌から車で1時間の場所にタンチョウが舞い降りる:舞鶴遊水地

長沼町の舞鶴遊水地は、北海道開発局が整備した施設で、千歳川が洪水したときにここに川の水を逃がして、街を守ります。
ただ、200haの土地を洪水のときにしか使わないのはもったいないので、平時は自然観察ができるようにしています。ここで環境学習やバードウォッチングなどをすることができます。
こうした自然保護の取り組みが、大きな成果を生みました。なんと、釧路湿原に生息するタンチョウが、舞鶴遊水地に飛来するようになったのです。
舞鶴遊水地は人工物ですが、自然保護に取り組むことで「神の鳥」に認められる場所になったわけです。札幌から車で1時間でタンチョウに会えるのは驚きです。
長沼ジンギスカン

長沼グルメ:ジンギスカン、トマトジュース、アイス

長沼グルメとして、ジンギスカンとトマトジュースとアイスを紹介します。

【長沼成吉思汗(じんぎすかん)】は、滝川市の松尾ジンギスカンと並び称されるブランドです。長沼成吉思汗は1952年(昭和27年)に誕生し、秘伝のタレにつけた柔らかい肉が特徴です。

【タンチョウのごほうび】は、長沼町産のトマトを使った、無塩、無添加、無着色のトマトジュースで、町の特産品になっています。

長沼町は【アイスの激戦地】といわれています。「あいすの家」のジェラートは、これを食べに長沼町にくる人がいるほどです。国道274号沿いに建つピンクの建物が目印です。その他にも「あいチュらんど」や「ましゅれ」といったブランドがあって、アイス巡りは長沼観光の目玉の1つです。

長沼町の主なイベント

5月 ~ 9月 夕やけ市(本通商店街、第4土曜)
7月 長沼タンチョウレンジャー夏編
8月 ながぬまマオイ夢祭り