釧路湿原を「何にもない」と感じるか「唯一無二の自然」とみるかで、釧路町を好きになるかどうかが決まるかもしれません。
何にもないと感じるのは、夏の釧路湿原が、見渡す限りの茶色の面にしかみえないからでしょう。冬になると見渡す限り雪と氷の土地になります。
しかし、さまざまな場所の自然を味わってきたディープなアウトドア派が釧路町を訪れると「なんだこれは」と驚くはずです。この町の湿原と川と海と山林は、まったくどことも似ていないからです。
カヌーで川下りをすれば、ひょっこりタンチョウの親子が現れます。
ドライブで少し奥地に入っただけで、人より頻繁にシカとキツネに出会うでしょう。
味覚も超逸品ぞろいで、鮭、サンマ、ツブ、牡蠣、そして毛ガニも味わうことができます。
釧路町は釧路市の弟分では――なんて思ってこの町をスルーしてしまうと、小粒ながらキラリと光る観光スポットを見逃すことになりますよ。
釧路町ってどんなところ?
キャンプ天国
海の上に浮かぶキャンプ場--そう表現したくなる厚岸霧多布昆布森国定公園にある来止臥(きとうし)野営場は、しかし「なしなし」づくしです。今どきの設備なし、管理人なし、利用料なし、予約制度なし。ですが、景色とロケーションは道内有数で、ということは日本全国のキャンパーに紹介できる場所です。テント設営エリアから50歩歩いただけで断崖絶壁の縁(へり)に到着し、足元に太平洋が広がります。それほどの運を使わなくても、簡単にシカに出会うことができます。
釧路町のキャンプ場でもう1つ紹介したいのが、達古武(たっこぶ)オートキャンプ場。達古武湖のほとりにあり、こちらは現代的な設備が売りになっています。カヌーを借りて釧路湿原を満喫することもできますし、散策路を歩けばタンチョウに出会えるかもしれません。
釧路町のキャンプ場でもう1つ紹介したいのが、達古武(たっこぶ)オートキャンプ場。達古武湖のほとりにあり、こちらは現代的な設備が売りになっています。カヌーを借りて釧路湿原を満喫することもできますし、散策路を歩けばタンチョウに出会えるかもしれません。
釧路川・釧路湿原のカヌーのコンセプトは「滑るように」
日本一の湿原を堪能する手段として、カヌーは最も優れた乗り物といえるでしょう。カヌーなら釧路湿原の奥まで入っていけるからです。釧路川は平らな土地を流れているので急なところはなく、カヌーは滑るように進んでいきます。
釧路川はくねくねと蛇行しているので時間とともに景色が変わり、飽きることはありません。カヌー体験を提供している観光業者があるので、漕いだことがない人でも安心して楽しめますよ。
釧路川はくねくねと蛇行しているので時間とともに景色が変わり、飽きることはありません。カヌー体験を提供している観光業者があるので、漕いだことがない人でも安心して楽しめますよ。
なんてことのないすごい自然を味わえる、釧路町森林公園
釧路町森林公園は、山林地帯に6kmほどの散策路をつけただけの、なんてことのない公園です。地味な遊具が少しありますが、あとはトイレがある管理棟つきの無料駐車場があるだけです。
ところが、ここの自然の濃さは驚くばかり。向こうの丘に目を向けると、シカが20頭いることもあります。シカの大群にジッとみつめられると、ちょっと恐いくらいですよ。
アオジ、アカハラ、ウグイス、クマゲラ、シジュウカラといった鳥たちをみかけることもできます。
「本物の自然ってただ歩くだけで楽しいんだな」と思わせてくれる場所です。
ところが、ここの自然の濃さは驚くばかり。向こうの丘に目を向けると、シカが20頭いることもあります。シカの大群にジッとみつめられると、ちょっと恐いくらいですよ。
アオジ、アカハラ、ウグイス、クマゲラ、シジュウカラといった鳥たちをみかけることもできます。
「本物の自然ってただ歩くだけで楽しいんだな」と思わせてくれる場所です。
釧路町の主なイベント
2月 | 町民長ぐつアイスホッケー大会 |
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5月 | 釧路町桜まつり |
10月 | 昆布森みなとまつり |