大雪山連峰「旭岳」の麓にある東川町。実は全国的にも珍しい、北海道でも唯一の、上水道の無い町です。
その秘密は雪解け水。大雪山の大自然が蓄えた水が、長い年月をかけて地中深くに染み込み、ゆっくりと町へ流れ、ここで暮らす人たちの生活水として利用されています。
山の清流、肥沃な土壌、冷涼な気候を活かし、お米をはじめ、高原野菜や花々など様々な農産品を生産。豆腐や味噌作りなどにも天然水を惜しみなく使い、加工品店や飲食店でも水の恩恵を受けています。
また、1985年に「写真の町」を宣言、2014年に「写真文化首都」を宣言。写真文化の中心地として、「世界中の写真、人々、そして笑顔に溢れる町」「写真映りのよい町」の創造に取り組んでいます。
落ち着きのある場所を求めて、写真・陶芸・クラフトなどの創作活動をするアーティスト達も多く集う町です。
東川町ってどんなところ?
2,000m級の山々が連なる大雪山の主峰「旭岳」に抱かれて
東川町は、日本最大の自然公園「大雪山国立公園」の区域の一部。2,267.64k㎡の大雪山国立公園は昭和9年12月4日に指定を受けており、そのうち町域は約102.55k㎡です。北海道の峰といわれる大雪山連峰の最高峰・旭岳(標高2,291m)は東川町にあり、「日本の百名山」にも選ばれたその雄姿が町民を見守り続けています。
旭岳は大雪山国立公園の北側に位置、高原帯が広く展開しています。麓の山麓駅から標高約1,600mの姿見駅まで旭岳ロープウェイで結ばれ、姿見駅周辺はなだらかな散策コースが広がり、たくさんの植物や野生動物の生活の場となっています。7月下旬に向けてピークとなる高山植物の花々は、足元をカラフルに染め、アイヌ語で「カムイミンタラ」(神々の宿る庭)と称されるまさに楽園のような風景です。6月の山開きから10月初旬の登山シーズン、日本で最も早く始まると言われる紅葉の時期、上質のパウダースノーが降り積もる長い冬と、四季を通して多くの“旭岳ファン”が訪れます。旭岳と周辺の情報を知れる、標高1,100m地点・旭岳ビジターセンターにも立ち寄ってみてください。
旭岳は大雪山国立公園の北側に位置、高原帯が広く展開しています。麓の山麓駅から標高約1,600mの姿見駅まで旭岳ロープウェイで結ばれ、姿見駅周辺はなだらかな散策コースが広がり、たくさんの植物や野生動物の生活の場となっています。7月下旬に向けてピークとなる高山植物の花々は、足元をカラフルに染め、アイヌ語で「カムイミンタラ」(神々の宿る庭)と称されるまさに楽園のような風景です。6月の山開きから10月初旬の登山シーズン、日本で最も早く始まると言われる紅葉の時期、上質のパウダースノーが降り積もる長い冬と、四季を通して多くの“旭岳ファン”が訪れます。旭岳と周辺の情報を知れる、標高1,100m地点・旭岳ビジターセンターにも立ち寄ってみてください。
迫力・美・風情の三拍子が揃った峡谷は紅葉も圧巻
100年以上の歴史をもつ天人峡は、大雪山国立公園の南東山麓、忠別岳から流れ出る忠別川の上流にあります。約3万年前に起きた巨大噴火の影響が元となり、その後長い年月をかけて形成された柱状節理がシンボルになっています。特徴的な岩には名前が付けられ、巨大な一枚岩から清水が流れる様子がまるで泣いているようにも見える「涙岩」や、柱状節理が7本等間隔で並んだ様子が美しい「七福岩」などがあります。これらは10月初旬の紅葉時期になると岩場の隙間から映える赤や黄に染まった紅葉と雄々しい岩場がコントラストが見応えある景観を生み出し、多くのカメラマンがこの様子を収めようと訪れる場所です。北海道で最も落差がある「羽衣の滝」(落差270m)も必見。水の流れが天女の羽衣を思わせることから命名されたと言われています。この滝と絶壁を二分するように流れる忠別川が作り出す景色は、言葉にならない趣深さです。7段の岩を伝って流れ落ちる滝の様子をぜひ楽しんでください。
羽衣の滝の全景を見るなら、滝見台までのトレッキングがおすすめ。公共の駐車場向かい側にある「軽登山コース」「トムラウシ登山道入り口」の看板を目印に歩き出すと、まずは急な坂道が続きます。この坂は「三十三曲り」とも呼ばれ、33回ある狭くて急なカーブを登ることから始まるため、難関だと感じるかもしれません。標高850mの台地に出てからは、針葉樹林帯のゆるやかな登りで、約15分ほどで滝見台に着きます。滝見台からは羽衣の滝が正面に、晴れた日ならその奥に旭岳を眺めることができます。
羽衣の滝の全景を見るなら、滝見台までのトレッキングがおすすめ。公共の駐車場向かい側にある「軽登山コース」「トムラウシ登山道入り口」の看板を目印に歩き出すと、まずは急な坂道が続きます。この坂は「三十三曲り」とも呼ばれ、33回ある狭くて急なカーブを登ることから始まるため、難関だと感じるかもしれません。標高850mの台地に出てからは、針葉樹林帯のゆるやかな登りで、約15分ほどで滝見台に着きます。滝見台からは羽衣の滝が正面に、晴れた日ならその奥に旭岳を眺めることができます。
良質の温泉に身を委ねて疲れも冷えも手放そう
東川町は、旭岳温泉と天人峡温泉の2つの温泉地を有しています。登山やクロスカントリースキー・ゲレンデスキーの拠点にも人気の旭岳温泉、壮大な峡谷に囲まれた天人峡温泉のいずれも、泉質が評判の温泉と美味しい料理が楽しめる宿泊施設が数多くあります。
標高1,100m地点の旭岳温泉は東川町中心部から約30kmの場所にあり、車を利用する場合は旭岳ビジターセンター前の公共駐車場ほか3か所の駐車場が利用できます。11月から5月までは旭岳ロープウエイの駐車場が無料で利用できます(その他の期間は有料)。
天人峡温泉は柱状節理の岩場とその間を流れる忠別川に寄り添うようにある歴史ある温泉地です。自然湧出100%の天然温泉は、かけ流しで温泉愛好者からの評価が高い秘湯です。無料の足湯「天女の足湯」もおすすめ。天人峡温泉へは公共の交通機関がないため、車かタクシーを利用してください。
標高1,100m地点の旭岳温泉は東川町中心部から約30kmの場所にあり、車を利用する場合は旭岳ビジターセンター前の公共駐車場ほか3か所の駐車場が利用できます。11月から5月までは旭岳ロープウエイの駐車場が無料で利用できます(その他の期間は有料)。
天人峡温泉は柱状節理の岩場とその間を流れる忠別川に寄り添うようにある歴史ある温泉地です。自然湧出100%の天然温泉は、かけ流しで温泉愛好者からの評価が高い秘湯です。無料の足湯「天女の足湯」もおすすめ。天人峡温泉へは公共の交通機関がないため、車かタクシーを利用してください。
湧水そだちの「ひがしかわグルメ」も見逃せない
お米をはじめ、大雪山の湧水を使ったグルメも随所で楽しめます。おかゆや点心、うどん、お寿司などの和食店、ワインカフェや古民家カフェ、鉄板ナポリタンやグリーンカレーを味わえる店、昭和から続く手作り豆腐やお味噌の販売店、コーヒーショップ、ドーナツショップなど、人の集まる優しい空間がいっぱい。
人口約8,000人の小さな町ならではの、もてなしの温もりも間近に感じられます。
人口約8,000人の小さな町ならではの、もてなしの温もりも間近に感じられます。
家族で行きたい広大な森林公園でアウトドア体験
町の北側、キトウシ山(標高457m)一帯に広がる「キトウシ森林公園家族旅行村」は、東京ドーム約25個がすっぽり入ってしまうほどの広大な自然公園です。園内には上川管内で最長のゴーカート、子供の喜びそうな「ジャブジャブ池」、東川から旭川市街まで一望できる「展望閣」(標高360m)・南展望台・北展望台などワクワクの施設がいっぱい。南展望台からは大雪山系十勝岳連峰も見渡せます。このロケーションを生かした、ゴルフ場・パークゴルフ場・スキー場の他、温泉・長期滞在可能な宿泊施設もあり、1年を通してアウトドアファンが訪れるそう。
今では絶滅の心配がされる日本ザリガニもひっそりと水辺で生きているというほど、豊かな環境のキトウシ森林公園の森では、多くの野生動物や草花、昆虫のほか、安山岩などかつてキトウシ山が海底にあったと思われる痕跡なども確認でき、自然の営みと歴史にダイレクトにふれられます。 数え切れないほどの種類の鳥や花々が憩う森を、ぜひゆっくり散策してみてください。
今では絶滅の心配がされる日本ザリガニもひっそりと水辺で生きているというほど、豊かな環境のキトウシ森林公園の森では、多くの野生動物や草花、昆虫のほか、安山岩などかつてキトウシ山が海底にあったと思われる痕跡なども確認でき、自然の営みと歴史にダイレクトにふれられます。 数え切れないほどの種類の鳥や花々が憩う森を、ぜひゆっくり散策してみてください。
東川町の主なイベント
5月 | 春のくらし楽しくフェスティバル |
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6月 | 旭岳 山の祭り(ヌプリコロカムイノミ) |
7月 | 写真甲子園、東川町国際写真フェスティバル、大雪旭岳SEA TO SUMMIT |
9月 | 秋のくらし楽しくフェスティバル |