日高町の紹介

日高町

Hidaka

北海道の中央南西部、日高山脈と太平洋に面した町で、2006年に旧・日高町と門別町が合併して誕生しました。町は「飛び地」のため、日高山脈を源流とする「沙流川」の上流と下流にあり、沙流川でつながっています。

沙流川上流エリアでは寒暖差が大きい気候で、下流エリアは太平洋に面し比較的温暖な気候ですが、特に海岸線の地域の夏は海霧が発生しやすく涼しいのが特徴です。

日高町を結ぶ沙流川の上流エリアは、沙流川でのラフティングをはじめ、雄大な自然の中で楽しむアウトドアアクティビティのスポットが多くあります。
「日高自然の森自然観察教育林」では沢のぼり、バードウォッチング、トレッキングなど、「国立日高青少年自然の家」や「日高沙流川オートキャンプ場」では野外体験ができる設備があります。このほかオープンガーデン見学やヤマベ(ヤマメ)・ニジマス釣り、冬には「日高国際スキー場」でのスキーやスノーボード、そり遊びなど、さまざまなアクティビティを体験できるスポットにあふれています。

一方、日高町は全国的に馬産地としてよく知られています。沙流川下流のエリアは北海道で初めて民営の牧場を開設した場所でもあり、かつては交通手段としての馬、軍馬、そして現在は競走馬の飼育がおこなわれ、これまでにシンボリルドルフなど多くの競走馬を輩出しています。また、国内の地方競馬場としては最大規模のコースを誇る「門別競馬場」があり、毎年4月~11月にはホッカイドウ競馬を開催しています。

馬産地のイメージが強い日高町ですが、町内には3つの漁港があり、ソウハチカレイ・スケトウダラ・サケ・サバ・シシャモなどが水揚げされ、特産品にもなっています。近年は、ヤナギダコ・ツブ貝類など、資源を守っていくための生育環境整備などもおこなっています。
このほかお米やトマト・長ネギ・ほうれん草などの野菜の栽培、乳牛・肉牛の飼育もおこなっており、沙流川の上流エリアと下流エリアの異なる特性により、文字通り、なんでも揃う豊かな町です。

日高町のゆるキャラはエゾリスの「クルミちゃん」です。日高町内にクルミの原生林があったことから名づけられました。

日高町ってどんなところ?

門別競馬場

サラブレッドの街に輝く夜空の北斗七星と北極星

馬産地・日高町にある「門別競馬場」は、地方競馬では最大級のコースがある競馬場でホッカイドウ競馬を開催しています。全日程ナイターのレースは、北斗七星をイメージし「グランシャリオナイター」(グランシャリオはフランス語で北斗七星)と呼んでいます。メインスタンドのほかポラリスドーム(ポラリス=北極星)を併設し、地元グルメを楽しみながら巨大スクリーンでレースを観戦できる施設です。
チロロの巨石

日高の地で1300万年前に思いを馳せる

「日高自然の森」周辺はかつて鉱石採掘がおこなわれ、日高山脈の形成過程で圧縮された"大西洋地域の地質"などが見られる場所です。その一端を垣間見られるのが「チロロの巨石」です。採掘した巨石が重すぎて運び出せず日高町へ寄贈されたもので、上に乗ってみるとその大きさを実感できます。道の駅「樹海ロード日高」にある「日高山脈博物館」では、より詳しく"日高山脈の石"について知ることができます。
沙流川渓谷

清流で楽しむアクティビティ

日高山脈が源流の沙流川は清流日本一にも選ばれたことがある川で、人気のラフティングスポットです。特に4月~5月の雪解けの頃や夏の雨のあとは、ラフティングの醍醐味ともいえるエキサイティングな激流下りができます。また、沙流川沿いの日高沙流川オートキャンプ場を拠点にしながら初心者でも渓流釣りを楽しめます。沙流川渓谷では、春紅葉・新緑・紅葉など四季折々で色のコントラストが美しい景観を楽しめます。
フルーツほおずき」(食用ほおずき)

新たな特産品、スーパーフードの「フルーツほおずき」

お米や野菜、酪農がおこなわれている日高町ですが、近年、特産品として栽培しているのが「フルーツほおずき」(食用ほおずき)です。”ゴールデンベリー”とも呼ばれている爽やかな甘みのフルーツほおずきは、スーパーフードとしてもその栄養価が注目されています。日高町産フルーツほおずきは「日高ゴールデンベリー」として9月から11月に収穫し、ドライフルーツやスイーツにも加工しています。

日高町の主なイベント

2月 日高国際スキー場ありがとうフェスティバル
4月 ホッカイドウ競馬(開幕)
7月 日高樹魂まつり・沙流川花火大会
10月 門別ししゃも祭り