陸別町の紹介

陸別町

Rikubetsu

「日本一寒い町」として知られる陸別町では、町内にとても高度な観測機器があり、この観測機器による計測で、過去にはマイナス40℃を下回り計測不能となったことがある文字通り日本一寒い町です。この寒さを楽しもうと毎年2月に「しばれフェスティバル」を開催し、極寒の屋外で過ごすイベントに全国から耐寒を経験する人々が訪れるほか、冬にはオーロラが観測されることがあり、ダイヤモンドダストも日常的にみられる風景です。また、厳寒の気候を利用し、町内には大手自動車メーカーの試験場があります。

寒暖の差が激しく、総面積の約80%が森林を占める陸別町の産業は酪農と林業が中心で、酪農では乳牛のほか肉用牛や馬を飼育しています。町内産の牛乳「りくべつ低温殺菌牛乳」は、町営施設「農畜産物加工研修センター」で生産する牛乳で、生産量が限られるため陸別町内でのみ味わえる陸別グルメです。

陸別町には特色ある施設があり、そのひとつが1987年度に環境省(旧環境庁)より「星空の街」に認定されたことなどをきっかけに建設された「銀河の森天文台」です。また、オフロード専用コース「陸別サーキット」があり、オフロード競技大会が数多く開催される町でもあります。

全国的には「しばれフェスティバル」が有名ですが、夏の自然の過ごし方もあります。森に囲まれた「銀河の森天文台」や「陸別サーキット」の近くにある「銀河の森コテージ村」には陸別産カラマツ材のログコテージがあり、ロフト付き、サウナ付きなど異なるタイプの中から選べるコテージで、別荘気分で陸別町の自然を感じて過ごすことができます。

陸別町のゆるキャラは、アムール川から流氷に乗ってきた「しばれ君」とカナダからオーロラに乗ってきた妖精「つららちゃん」です。

陸別町ってどんなところ?

陸別の天文台

銀河が近い街

1998年に建設された「銀河の森天文台」が愛称の「りくべつ宇宙地球科学館」は、一般公開する天文台としては日本最大級の反射望遠鏡をはじめ、小型望遠鏡4機、4連太陽望遠鏡やプラネタリウム上映施設がある森に囲まれた天文台です。施設には名古屋大学や国立環境研究所の観測室があり、オーロラなどの研究をおこなっているほか、四季を通じて天体観望会などを開催しています。
モータースポーツランド北海道陸別サーキット

自然豊かでのどかな町の豪快モータースポーツ

町内の北海道最大級のオフロード専用「モータースポーツランド北海道陸別サーキット」は全長1.3kmのコースで、ジャンピングスポットや高速コーナー、ヘアピンなど自然の起伏が活かされ、ATV(四輪バギー)の競技会などが開催されます。ラリー北海道・アジアパシフィック・ラリー選手権大会のスペシャルステージ(SS)にもなっているほか、日本初開催となった「ラリージャパン」(WRC)のSSにも採用されていました。
エゾヤマザクラ

地域で育てた桜の名所

本州よりひと足遅れで春が訪れる北海道の中でものんびりと春がやってくる陸別町。北海道・十勝エリアで桜の便りが聞かれるようになっても陸別町にはもともと桜が少なく、町内に桜の名所や並木がなかったことから、上斗満(かみとまむ)の住民のみなさんが時間をかけて桜の木を増やし、現在では十勝エリアでも春がゆっくり訪れる町の桜の名所になっています。

陸別町の主なイベント

2月 しばれフェスティバル
7月 ふるさと銀河線りくべつ鉄道まつり
9月 ラリー北海道 陸別ステージ
10月 日産カップ陸別こがらしマラソン