もち米作付面積が日本一として知られる道北の名寄市。もちのように真っ白な気品ある花が特徴の高山植物「オオバナノエンレイソウ」が市の花です。
北緯44度の名寄市は北海道の中でも雪が多く、1年を通して寒暖の差が激しい街です。1月・2月の平均気温は-8℃ですが、最低気温と最高気温の差は10℃ほど、7月・8月は最高気温が25℃くらいですが、最低気温との差は10℃以上のこともあります。野菜栽培の北限といわれるエリアですが、夏の1日の寒暖差も大きく、もち米のほかグリーンアスパラなど多種のおいしい野菜を育む気候でもあります。
豊富な農産物は、"もち"やパンなどの加工品に活かされ、農産物をはじめ名寄の特産品を販売する道の駅「もち米の里☆なよろ」は北海道での人気の道の駅のひとつ。
また、スポーツを通じた街づくりにも力を入れており、市内「ヘルシーゾーン」にはスキー場、ジャンプ台、クロスカントリーコース、カーリング場、陸上競技場があり、リレハンメルオリンピックゴールドメダリストの阿部雅司さんを市のスポーツ関連事業のアドバイザーに迎え、オリンピアンプロデュースのスポーツイベントも多く開催しています。
「名寄市ピヤシリシャンツェ」は、サマージャンプを含め、スキージャンプ大会が開催される競技場で、国内では冬季シーズンで最も早く公式戦が開催されます。
名寄グルメは新鮮野菜のスイートコーンやグリーンアスパラ、やソフト大福、名寄産ハスカップの自家製酵母を使ったパンなどいろいろありますが、注目したいのはジンギスカン。北海道ではタレに漬け込んだジンギスカン、食べるときにタレを付けていただくジンギスカンと二派にわかれるのですが、名寄のジンギスカンは「煮込みジンギスカン」。「なよろ煮込みジンギスカン」と呼ばれ、名寄市民のソウルフードです。昔からうどんなどの麺類と野菜をたっぷりのタレで漬け込んだ羊肉と一緒に煮込みます。市内の飲食店で、各店オリジナルの煮込みジンギスカンを楽しめます。
また、名寄市観光キャラクターは「なよろう」。もちと星が大好きな「なよろう」は、頭はもち米、体は鏡もち、手には望遠鏡を持ったゆるキャラです。
名寄市ってどんなところ?
名寄産もち米のソフト大福
名寄市民のソウルフード「煮込みジンギスカン」
厳冬が生み出すパウダースノーを超える「シルキースノー」
名寄産のおいしいコラボレーション
花があふれる日本最大級のキャンプ場も
名寄市の主なイベント
1月 | クロスカントリー名寄大会 |
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2月 | なよろ雪質日本一フェスティバル |
3月 | JOCジュニアオリンピックカップ・全日本ジュニアスキー選手権大会 |
7月 | てっし名寄まつり・花火大会 |
7月 | サンピラー国体記念サマージャンプ大会 |
8月 | なよろ産業まつり~もち米日本一フェスタ~ |