北海道南西部、渡島半島は南東部に位置する知内町。津軽海峡に面し、三方を山に囲まれ、さらに町内の中央には知内川が流れるこの町は一次産業とともに発展してきました。旧石器時代後期から人々が生活してきた知内町には、北海道最古の歴史を持つ「雷公神社」があります。この雷公神社に残されている「大野土佐日記」という古文書によると、知内町で古くから盛んであった砂金掘りが始まったのは、和人がこの地に訪れた1205年からなのだそう。海の幸、山の幸、そして砂金と多くの人々の豊かな生活に寄与してきた知内町。現在でも、それらは町内外の多くの人に恩恵を与えています。
また景観も素晴らしく、南北21キロに渡り伸びる海岸線には砂浜岩礁地帯、断崖絶壁と場所により異なる表情を見せてくれます。知内町、福島町、上ノ国町の3町にまたがる「七ツ岳」は、春夏の緑に秋の紅葉、冬には雪化粧と、四季折々に変わる姿で多くの人に絶景と感動を与えています。
知内町ってどんなところ?
新たな名物「新幹線展望塔」で全国的にも珍しい瞬間に立ち会える
知内町では2016年3月に開業した北海道新幹線の車両だけでなく、全国的にも珍しい「新幹線と貨物列車のすれ違い」を見られます。町内にある「新幹線展望台」に登ると、時間が合えば貨物列車が待避する横を新幹線が通過する瞬間に立ち会えます。展望台の1階には新幹線入りデザインのスタンプが。この展望台は「道の駅しりうち」の店舗に併設されているので、ドライブの途中、休憩がてら展望台に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
道内生産量1位の絶品ニラと海の幸が自慢
知内町は、道内でニラの生産量1位を誇ります。特産のニラのおいしさをそのまま楽しめるニラしゃぶをはじめ、鍋料理やニラそばなど、ニラを使ったメニューを提供する飲食店が町内には数多くあります。そして外せないのがカキとマコガレイ!大ぶりでうまみをたっぷり蓄えたカキは、全国でも珍しい外海で養殖されたもの。生でも調理でもおいしく召し上がれます。知内産の高級魚のマコガレイはぜひお刺身で。北海道の海の寒さの中で育ったマコガレイは脂たっぷり。栄養豊富な知内の特産品、要チェックの北海道グルメです。
知内町の主なイベント
8月 | しりうち大漁まつり |
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2月 | しりうち味な合戦冬の陣「カキVSニラまつり」 |
5月 | しりうち春のかきまつり |
8月 | サマーカーニバルin知内 |