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中札内村の紹介

中札内村

Nakasatsunai

中札内村は、北海道の十勝地方に位置し、道内で最も人口の多い村。村名の由来はアイヌ語「サチナイ(乾いた川)」であり、札内川の流域にあることや川の特性が込められています。

村には、日高山脈のすそ野に広がる農地や防風林が広がり、清流札内川が流れているのが特徴です。自然に恵まれた土地では、多種多様な農作物を中心に、酪農や畜産なども幅広く行われています。農地は防風林に囲まれ、高くそびえる木々と家屋、畑のある風景は、北海道の農村の原風景といえるでしょう。

また、中札内村は「アートのむら」としても村の魅力を発信しています。美術館とレストランのある「中札内美術村」や、ニレの木や清流が広がる「六花の森」など、アートや自然の美しさを楽しめるスポットが豊富です。

村の味覚やアート作品などは地元の人々に愛されているだけでなく、観光客にも親しまれています。

中札内村ってどんなところ?

ピョウタンの滝

札内川園地にある、ダムのなごりを感じる「ピョウタンの滝」

中札内村のシンボルともいえるのが、札内川にかかる虹大橋の下にある「ピョウタンの滝」。かつて小水力発電所としてつくられた「農協ダム」が土砂で埋まってしまったものの、そこに偶然滝が生まれたという歴史があります。不運にもダムはなくなってしまいましたが、図らずも誕生した人工の滝として有名です。

ダムの面影が残る滝からは、下に落ちる水がしぶきを上げ、周りには深緑があり、大自然の景色や空気を求める人に人気を集めています。

「ピョウタンの滝」がある札内川園地は、キャンプ場として整備されているスポット。テントサイトのほか、バンガローやトレーラーハウスなどもあり、アウトドア好きに人気です。遊歩道を歩いたり、アスレチックで遊んだりすることもできるので、家族連れやカップルなどさまざまな人に親しまれています。

中札内村の枝豆

幻の果物を使ったコクワワインをご賞味あれ

中札内村の特産品は、コクワワインと「そのままえだ豆」。コクワワインは、サルナシと呼ばれる植物の実で、ヒグマが好んで食べることでも知られるコクワを使ったワインです。豊かな香りとすっきりとした酸味が特徴で、飲みやすい味わいに仕上がっています。

コクワは「幻の果物」と言われるほど希少であり、コクワワインは中札内村ならではの1本です。

「そのままえだ豆」は、村特産の「大袖の舞大豆」を使用した枝豆。採れたてを瞬間冷凍し、味わいを閉じ込める製法によって、その名の通り「そのまま」の美味しさを楽しめます。

この枝豆は高い評価を獲得しており、第39回日本農業賞特別賞、第45回日本農業賞大賞、北のブランド金賞など、数々の賞を受賞するほどです。

中札内村の主なイベント

2月 スノーアートヴィレッジなかさつない
7月 やまべ放流祭
7月 道の駅ガーデン