剣淵町

Kenbuchi

剣淵町は、上川地方にある町で、旭山動物園などで知られる旭川市から北に50kmほどの場所にあります。名寄盆地や剣淵川など範囲は農業が盛んな平地で、東と西には丘陵地帯が広がっているのが町の特徴。 

剣淵町という名前は、「絵本の里」というフレーズで知る人も多く、昭和63年に結成させた「けんぶち絵本の里を創ろう会」の若者たちが中心に、当時から絵本を核としたまちづくりが続けられています。

絵本に関わる施設を作るというだけでなく、絵本を通して町民と町民、町民と観光客など人をつなぎ、絵本の魅力である温もりと優しさで思いやりのある豊かな心を育んでいるのです。

「絵本の館」などのスポット以外にも、サイクリングコースやカタクリ群生地、ムーニャの散歩道、桜岡湖など、剣淵町の自然を感じられる場所が多くあります。

剣淵町ってどんなところ?

絵本のまち・剣淵町

絵本のまち・剣淵町のシンボル「絵本の館」「絵本の里 けんぶち」

剣淵町を語る上で外せないのは、やはり絵本でしょう。町の象徴でもある「絵本の館」には、赤ちゃん絵本からのりもの絵本、大型絵本、布絵本まで、さまざまな絵本が配置されています。毎週土曜日の「おはなしタイム」「工作教室」、体験事業で使われる体験教室は町民憩いの場。その他にも、一般書閲覧室や読書室など館内施設が充実し、本を求める人が多く訪れます。

ここで行われる一大イベント「絵本の里大賞」も有名。絵本作家や出版社がセレクトした絵本を展示し、来館者の投票で大賞を決めます。良い絵本を伝える機会であるとともに、絵本を通じて作家や町民などがつながる場にもなっているのです。

道の駅「絵本の里 けんぶち」にも、絵本コーナーが設置されています。絵本グッズやオリジナル小物などを販売しており、剣淵町を訪れた記念に購入する人も多いです。
スモークドチキン

恵まれた自然で育まれた農作物、それらを生かした加工品の数々

剣淵町の魅力は絵本だけではありません。豊かな自然の中には農村が広がり、さまざまな農作が収穫されており、それらを使った加工品も盛んに作られています。

中でも有名なのは、屯田三食めん。町で採れたグリーンアスパラ、カボチャ、ジャガイモを使った三食のめんで、カラフルな色合いが映えるだけでなく、野菜の風味や栄養をたっぷり味わえるのが魅力です。

他にも、トマトやニンジン、シソを使った剣淵オリジナル野菜ジュース、剣淵産米を作った地酒「じんじん」、米こうじ、味噌なども特産品のひとつ。

剣淵で育った地養鶏を使った燻製製品も人気で、スモークドチキンやスモークドエッグなどが販売されています。

剣淵町の主なイベント

2月 VIVAカップ エアボード大会
2月 あかりdeNight
2月 けんぶち絵本まつり
2月 絵本の里けんぶちスノーフェスタ
5月 けんぶち桜まつり・艇庫開き
6月 アルパカの毛刈りショー
7月 剣淵神社祭
8月 絵本の里けんぶちぐるっとライド
8月 けんぶち桜岡湖水まつり
8月 絵本の里けんぶち夏まつり