土地の大半が山地で南は津軽海峡に面する福島町。渡島半島の南西端に位置するこの町からは、津軽半島を望むことができます。町のほとんどが山地のため、古くから漁業のまちとして栄えてきました。
津軽海峡でのイカ漁を中心に、マスや昆布、ワカメなどが水揚げされています。近年では水産加工業も盛んです。また、福島町は北海道と本州をつなぐ「青函トンネル」のまちとしても有名です。青函トンネルの建設時には基地があり、その後建設に関する資料等を保存した「青函トンネル記念館」が建立されました。
福島町の力士に扮したイカのカントリーサインも特徴的です。イカは基幹産業である業業を示しており、力士は第41代横綱・千代の山、第58代横綱・千代の富士の2人の横綱を輩出したことにちなんでいます。
福島町ってどんなところ?
「ニシン漁発祥の地」「ゴールドラッシュ」古くから賑わう海のまち
福島町は、北海道におけるニシン漁発祥の地とされています。和人が定着したのも福島町が初とされており、開基は1100年代後半までさかのぼります。のちに大千軒岳の麓に金山が発見され、ゴールドラッシュににぎわいました。金を掘る人々の中には隠れキリシタンが紛れており、幕府の名によって106名が処刑されたという悲劇もありました。
近代においては、青函トンネルに深く関わり、漁師をしていた町民の中から世界的なトンネル技術者が生まれ世界的に活躍したという他に類を見ない歴史を持つ町です。
近代においては、青函トンネルに深く関わり、漁師をしていた町民の中から世界的なトンネル技術者が生まれ世界的に活躍したという他に類を見ない歴史を持つ町です。
ソウルフードも独自路線で
福島町では、2人の横綱を輩出したことにちなんで「ちゃんこ鍋」を食べられる複数の飲食店があります。町内でアワビを養殖していることから高級食材のアワビを丸ごと3つもカレーに入れた「あわびカレー」、いかとんびと松前漬けを使用した「いかとんび入りパスタ」も人気です。また、福島町観光協会では、ローカルフードを確立・提供するプロジェクトとして「フードツーリズム」を提案。「福島町内の飲食店でいつでも誰でも食べられるご当地メニュー」をコンセプトに、フードロースゼロを目指したエコなグルメを町全体で提供しています。
福島町の主なイベント
5月 | 女だけの相撲大会 |
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5月 | 殿様街道探訪ウォーク in 春 |
10月 | 殿様街道探訪ウォーク in 秋 |
8月 | 千軒そばの花鑑賞会 |
9月 | 千軒そば 新そば祭り |
9月 | 福島大神宮例大祭 |