天塩町の紹介

天塩町

Teshio

天塩町は、秀峰「天塩岳」を源となし、日本海にそそぐ朔北の大河「天塩川」の河口にあります。アイヌ語の「テッシ・オ・ペッ」(梁(ヤナ)のような岩が多い川)が名前の由来といわれ、独特の景観を持つ天塩川は、平成16年に北海道遺産に登録。本流の長さ256kmに及ぶ全国第4位(北海道第2位)の川です。天塩川流域での産業は、上・中流部では稲作や畑作が盛んで下流部では畑作や酪農が営まれています。また、河口近くではサケ・マス漁のほか、「蝦夷(エゾ)の三絶(絶品)」の1つである「ヤマトシジミ」漁が盛んです。
手付かずの自然も多く、オジロワシやオオヒシクイ等の渡り鳥や、幻の魚「イトウ」の聖地とも言われています。植物では、エゾカンゾウやハマナスをはじめ、約100種類以上の花々が見られるのも魅力です。
天塩川は河口から158kmまでの区間は、川を横切る物がないことからカヌーの適地としても知られているそう。また、原生植物の散策道や海浜公園、天塩川河川公園も整備されており、そこから見える日本海や利尻富士、刻一刻と変化する夕日の景観は息をのむ美しさです。

天塩町ってどんなところ?

手塩町鏡沼海浜公園

豊かな自然×施設充実の海浜公園

幕末の探検家・松浦武四郎の像が建つ「手塩町鏡沼海浜公園」は、天塩川河口のすぐ南に位置する「鏡沼」を中心にした公園で「鏡沼しじみまつり」の開催地にもなっています。西側が天塩港、東側には天塩市街地が迫りますが、周辺には貴重な自然が残され、整備されています。敷地内にはキャンプ場もあり、バーベキューを楽しめる多目的交流施設、バンガロー13棟、オートサイト7区画、フリーサイト、炊事場2棟、トイレ、ライダーハウス、野外ステージ、サービスセンター、100台分の無料駐車場を備えた大きな公園です。鏡沼の東には、お土産品も充実の保養施設「てしお温泉夕映」もあり便利。ハマナス100万本を目標にボランティアが植栽活動を進めている鏡沼西側の丘や、スズラン、エゾカンゾウ、エゾスカシユリが咲くシーズンも楽しみです。
天塩川歴史資料館

天塩川河口に見る、狩猟民族の豊かな暮らし

「道の駅てしお」から道道天塩線へ車で10分の場所にある「川口遺跡」は、「川口遺跡風景林」の中にあり、天塩川沿岸の砂丘林に幅200m、長さ1.5kmの範囲にわたり230基もの竪穴住居群が分布。続縄文期・擦文文化期・オホーツク文化期の暮らしを知る貴重な文化遺産です。日本海オロロンライン・道道106号沿いの駐車場(南口)から遊歩道が整備され、徒歩5分ほどで天塩川の河口や復元住居を見学できます。天塩市街の「天塩川歴史資料館」では、漁や狩猟、さらには山菜や木の実を採集していた古代の生活が想像できるような土器や石器の一部も保存展示されており、歴史通も多く訪れます。
道の駅てしお

名産しじみの料理を味わえる道の駅

日本海オロロンライン(国道232号)沿い、天塩市街地に位置する「道の駅てしお」はレンガ風のお洒落な外観が印象的です。地元出身の画家3人と陶芸家2人の作品をギャラリーに展示し、レストランでは天塩特産のしじみを使った「名産しじみ弁当」としじみ汁、しじみラーメン、ホッキカレーなどが味わえます。ドライブ休憩にぜひ。

天塩町の主なイベント

7月 鏡沼しじみまつり、厳島神社例大祭
8月 雄信内夏まつり、天塩川港まつり
9月 てしお味覚まつり