渡島半島の西部、檜山支庁管内のほぼ中央に位置し、日本海に面する乙部町。気候は道内でも比較的温暖で、積雪も少ないのが特徴です。
日本海と道南の秀峰・乙部岳からなる豊かな恵みを享受するこの町では、春夏秋冬で表情を変える素晴らしい景観と温泉、それにさまざまなグルメを堪能できます。
全国でも珍しい、元和台海浜公園の「海のプール」は環境省認定の「快水浴場百選」に北海道で唯一選定。東洋のグランドキャニオンと呼ばれる「館の岬」は季節、天候、気温、日の角度によってさまざまな表情を見せてくれます。海に面した断崖の続く光景を眺めていると、ここが国内であることを忘れてしまいそう。
乙部町の温泉はすべて源泉100%なのもうれしいポイント。温泉熱はトマト栽培にも利用されています。ゆり根やイチゴ、スイートコーン、ブロッコリーなどの栽培も盛んです。海の幸に目を向けると、古くから盛んであったナマコをはじめ、スケソウダラやイカも多く水揚げされています。雄大な自然の恵みを感じながら、四季折々、その時々の旬をお楽しみください。
乙部町ってどんなところ?
地球の営みを感じさせる「東洋のグランドキャニオン」
白亜の断崖が続く「館の岬」は乙部町に来たなら必ず見ておきたいスポット。乙部町役場から瀬棚方面へ来るまで約5分の位置にあります。長い年月をかけて海の波に削られて生まれた断崖に刻まれた断層からは、地球の地殻変動の跡が見て取れます。
日の傾きによって表情を変えるこのスポットには、語り継がれる悲恋物語があります。夕日に染まる断崖に切ない思いを抱いてしまうのは、叶わぬ恋に身を投じた男女に思いを馳せてしまうからかもしれません。
日の傾きによって表情を変えるこのスポットには、語り継がれる悲恋物語があります。夕日に染まる断崖に切ない思いを抱いてしまうのは、叶わぬ恋に身を投じた男女に思いを馳せてしまうからかもしれません。
自然のおいしさそのままに。乙部の海の幸・山の幸
豊かな自然からいただく大地の恵みそのままの味を生かしたグルメと、繊細な技巧を凝らした銘菓がここにはあります。ごく小粒で一時期は絶滅品種とも言われていた黒千石を使用した「豆ごはんの素」やチョコレート菓子、特産品のゆり根を使った最中、パイなど珍しく体にもうれしいものがたくさん。「海の黒いダイヤ」とも言われる、超高級干しナマコはグルメ好きなら一度は食べてみたい珍品。その他にも、アワビやウニなどの高級食材が水揚げされる海産物の宝庫です。
乙部町の主なイベント
7月 | 元和台マリンフェスティバル |
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8月 | 産業まつり |
8月 | 八幡神社例大祭 |
9月 | 緑桂森林フェスティバル |