温暖で肥沃な土地の共和町は、古くからお米を栽培する地域で、米どころのひとつです。また、よく知られる共和町の特産品といえば、町内で栽培されるスイカ「らいでんスイカ」です。道北、当麻町の「でんすけすいか」と並び、北海道でよく知られるブランドです。最近では「らいでんメロン」とともに「らいでん米」「ライデンスイートコーン」など、共和町産のお米や野菜も「らいでんブランド」として広がっています。
良質なお米の栽培を続けてきた共和町のシンボルは、田園風景とは切っても切れない縁の「案山子」です。共和町のイメージキャラクターのモチーフも「かかし」を採用しており、毎年8月下旬、”かかしコンクール”や”ばん馬競技大会”などをおこなう「共和かかし祭」を開催しています。
また、共和町内には肥沃な土地ができた源となる川や、山や湖沼などの自然が多く、チセヌプリや神仙沼、神仙沼湿原、大谷地などは「ニセコ積丹小樽海岸国定公園」の一部です。なかでも「神仙沼」は、湖沼が点在するニセコ山系のなかで最も美しい沼といわれています。
イメージキャラクターは「かかし」がモチーフの「共くん&和ちゃん」(ともくんかずちゃん)。「共くん&和ちゃん」の胸元にある名札の上には「らいでんスイカ」と「らいでんメロン」がついています。
共和町ってどんなところ?
らいでんスイカ
共和町の特産品「らいでんスイカ」は北海道を代表するスイカのブランドで、”らいでん”は近隣にある”雷電海岸”から付けられました。甘く食感がよい「らいでんスイカ」に加え、現在は共和町産コーンやカボチャにも"らいでん"を冠し、らいでんブランドシリーズとして知られています。毎年スイカの時期には町内に期間限定の「らいでん直売所」がオープンします。らいでんスイカは6月初旬から10月頃まで出荷されています。
神秘の沼と高原の湿原
ニセコ山系の湖沼のなかで最も美しい神仙沼と、沼を取り囲む神仙沼自然休養林は、季節により表情が変わり、とても神秘的な光景が見られるスポットが場所です。神仙沼周辺のアカエゾマツやハイマツ、ダケカンバが水面に映る光景はとても美しく、四季折々に見られる湿原の植物はお花畑にとなって広がっています。また、ニセコパノラマライン沿いにある神仙沼レストハウスのフードメニューは料理・スイーツとも魅力的です。
神仙沼の貴婦人
湖沼や湿原に自生する”湿原の貴婦人”とも呼ばれる「ミツガシワ」は共和町の神仙沼に群生している”共和町の花”です。神仙沼の水の中から顔を出したミツガシワは、6月中旬に可憐な花を咲かせます。周りの湿原にはチングルマやワタスゲ、7月に入るとゼンテイカ・ヒオウギアヤメなどが咲き、お花畑が広がります。
日本のカマンベールチーズ作りの草分け
米どころの共和町は、カマンベールチーズ作りが始まった町でもあります。フランスで10年以上修業した創業者が共和町でチーズ工房「北海道クレイル」を創業。本場のチーズを日本で広めるため、試作を重ねて日本初のカマンベールチーズ工房として、ミルクの風味と追熟の味の変化を楽しめるフレッシュなチーズを作りました。北フランスとも気候が似ている共和町で生まれたチーズは、現在、ゴーダチーズなども作られています。
共和町の主なイベント
8月 | 共和かかし祭 |
---|