江差町の紹介

江差町

Esashi-town

江差町は、北海道の南西部にある町。北海道で初めて開港した港町として知られ、江戸時代から明治時代にかけてニシン漁で繁栄を誇り、「江差の五月は江戸にもない」という子言葉が生まれるほどでした。

そんな江差町には、今でもかつての姿があり、歴史とロマンにあふれています。いにしえ街道と呼ばれる場所は、昔ながらの街並みを再現し、タイムスリップしたような感覚を味わえるでしょう。

海の駅「開陽丸」は、町のシンボル的なスポット。開陽丸とは、江戸幕府が発注したオランダ製の軍艦で、ここでは以前の状態を実物大で復元しています。中には、多くの資料や模型などが展示されており、歴史が眠る遺物を現代に伝え続けているのです。

江差町ってどんなところ?

日本遺産のまち、江差町

町の歴史を再現した、ノスタルジックな「いにしえ街道」

江差町では、「歴史を生かすまちづくり事業」の一貫で、姥神町から中歌町への旧国道を「いにしえ街道」として整備しました。明治初期から昭和初期の町の様子を再現し、ゆっくり歩きながらノスタルジーに浸ることができます。

「いにしえ街道」には、魅力的なスポットがたくさん。鎌倉時代に創建されたといわれる姥神大神宮、江差の繁栄を支えた横山家や旧中村家住宅、郷土資料館になっている旧檜山爾志郡役所などがあります。

姥神大神宮では、例年夏に姥神大神宮渡御祭りを開催。姥神様にニシン景気を感謝して行った祭りが由来とされています。13台の山車が登場し、真夏の姥神大神宮を彩る、江差の風物詩です。
にしんそば

江差の歴史が生んだご当地グルメ「にしんそば」

江差のグルメといえば、そばの上に甘露煮にしたにしんの干物を乗せた「にしんそば」。京都にもにしんそばがありますが、味付けが異なり、江差のにしんそばは汁が甘いのが特徴です。大漁だったにしんを保存するために干物に加工したのが始まりで、にしん料理が進化して、にしんそばが生まれたと言われています。

そんなにしんそばは、「いにしえ街道」にある横山家の隣で食べられます。横山家は当時漁業や商業などを営んでいた旧家で、にしんともゆかりがありました。

江差の味として、五勝手屋本舗も有名。本格的にお菓子を製造し始めたのは明治3年からで、伝統の味を受け継ぎ、五勝手屋羊羹やカステラ、あきあじ最中などを作り続けています。

江差町の主なイベント

2月 なべまつり
4月 江差追分全国発表会
5月 春の江差いにしえ夢開道
7月 江差アミューズシーフェスタ
7月 江差かもめ島まつり
8月 江差・姥神大神宮渡御祭
9月 江差追分全国大会