白糠町の紹介

白糠町

Shiranuka

北海道の中では早い時期に本州から和人が渡ってきた地域のひとつで、その歴史は1632年に遡ります。郷土芸能も今に伝わっており、「白糠駒踊り」「白糠駒太鼓」「アイヌ古式舞踊」などがあります。

東西38km、南北50kmに広がる白糠町は、かつては上茶路炭礦・庶路炭礦などの炭鉱の町でもありましたが、現在は林業・漁業・工業・酪農が盛んな町で、特に白糠で水揚げされる海産物は、昔から盛んなタコ漁やシシャモ・鮭・毛ガニの水揚げでよく知られています。農業では、人気ブランドの特産品「しそ焼酎鍛高譚」の原材料となる紫蘇畑や羊の放牧などが見られるのどかな風景も印象的です。また、道東では珍しいブルーベリーなどの栽培を手掛ける農園もあります。

道東に多い冷涼で日照時間が長い気候を活かし、町内には釧路市とともに「釧路・白糠次世代エネルギー特区」としてメガソーラーなど再生可能エネルギーの発電所や、町内でよくみかけるヤナギを利用した木質バイオマス発電施設が集積しています。

また、白糠アイヌの人々が暮らしていたシラヌカコタンがあったことから、土地の先駆者であるアイヌの人々の伝承も残っており、町内の地名にもアイヌ語を語源として漢字を当てはめた名前が多く見られます。2018年には白糠町のアイヌ伝統文化の保存・伝承・情報発信などの場として「ウレシパチセ」がオープンしました。

白糠町をPRするゆるキャラは、「コイタくん・メイカちゃん」。道の駅「しらぬか恋問」の「しらぬか物産センター恋問館」のゆるキャラで、コイタくんは白糠町生まれの柳ダコ、メイカちゃんは九州生まれのスルメイカです。

白糠町ってどんなところ?

白糠町の特産であるシソ

"紫蘇香るまち"のシソグルメ

白糠町で栽培される特産のシソを使った人気ブランドの「しそ焼酎鍛高譚」は、2017年に発売25周年を迎えた全国的に知られる白糠町の特産品です。町内鍛高地区では、3種類のシソ「赤ちりめん」「青ちりめん」「大葉」が栽培され、しそ焼酎のほか、「鍛高ラムネ」や「しそ醤油」、ドレッシングなどに加工され、道の駅などで販売しています。
灯台ツブ

白糠ならではのシーフード

北海道の太平洋沿岸にのみ生息する日本固有の魚「シシャモ」は十勝沖から白糠沖にかけてが漁場とされ、1年のうち猟期がわずか1カ月のみですが、白糠沖のシシャモは最もおいしいともいわれています。昔から盛んなタコ漁で獲れる甘みと食感が特徴の「柳ダコ」やほんのり甘く煮ても固くならない「灯台ツブ」、毛ガニや鮭も白糠グルメです。
サラミ

北海道ジビエや地元産ラム、チーズまで

フランス料理では高級食材とされる”ジビエ”。白糠町には北海道ジビエの「エゾシカ」が数多く生息しており、白糠町では野生のエゾシカを狩猟で捕獲し、独自の技術でソバージュのジビエとしてステーキ用・缶詰・サラミなどに加工・販売しています。また、町内では飼育した羊の肉や採りたての牛乳を使ったイタリアタイプのチーズなど、地元の特色を生かした食材が豊富に揃っています。
パシクル自然公園

パシクル自然公園

アイヌ語の「パシリックル」(陸地・影・みつける)に由来する馬主来(パシクル)沼は、白糠町と釧路市音別町の境にあるシジミ採り、ワカサギ釣りもできるスポットです。太平洋に接しており、沼の水が春の雪解けなどでいっぱいになると自然に太平洋に流れ出る一方、再び波で砂が運ばれ陸地ができ、その時々で沼と太平洋がつながったり分かれたりする珍しい沼としても知られています。

白糠町の主なイベント

3月 白糠町ロードレース大会
6月 港in白糠大漁まつり
7月 白糠厳島神社例大祭
8月 港inしらぬか花火大会
11月 白糠釧勝峠駅伝大会&白糠町駅伝競走大会

白糠町の読みもの

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