新十津川の紹介

新十津川町

Shintotsukawa

暑寒連峰に囲まれた新十津川町は、敷地の大半が森林や山岳地帯になっています。
そのため新十津川観光では、自然のなかで楽しむことが中心になるでしょう。特におすすめしたいのは、登山です。「1,000mちょっと」の山があるので、それほど気張らずに登ることができます。ただ、都心部にある安全がしっかり確保されている山と異なり、本物の自然のなかにある自己責任で登る山なので、登山靴やカッパといった基本的な装備は忘れないようにしてください。
自然で汗をかいたら、源泉かけ流しの温泉へどうぞ。ホテルグリーンパークしんとつかわなら、日帰り料金が大人500円という安さです。
そして新十津川グルメも外せませんよ。ホルモン、地酒、笹寿司など、どれも地元の人たちが丹精してつくっています。
お米もおいしいんです。

新十津川町ってどんなところ?

新十津川グルメ:ホルモン

新十津川グルメ:ホルモン、地酒、笹寿司

新十津川グルメはあなどれないものがあります。

大畠精肉店の店構えは普通の独立系精肉店で、パックにした「豚ホルモン」「牛プルプルホルモン」「上ガツホルモン」も見た目は特別感はありません。しかしジューシーでうまみたっぷりな【ホルモン】と評判になり、有名ネットショップでも上位の売れ行きを記録したことがあります。
ホルモンは愛情でおいしくなるといいます。つまり、職人がどれだけ丁寧に時間をかけてホルモンを洗うかで、味が全然違ってくるのです。大畠精肉店では1時間かけて洗ったあとに、職人が肉を1つひとつチェックして汚れを包丁で切り落としていきます。

金滴酒造の【純米大吟醸金滴】の精米歩合はなんと38%。つまり玄米から62%を削ぎ落して、米のうまみだけが詰まった38%だけでつくったお酒です。だから雑味は一切なし。芳醇な甘口でが特徴で、アルコール度数はやや高めの16度です。甘くてアルコール度数が高いので、味噌味のホルモンに合いそう。飲みすぎに注意してくださいね。

寿司店「お梅茶屋」の【笹寿司】は、新十津川町の「母村」がある奈良県の郷土料理である柿の葉寿司をヒントにして生まれました。しめ鯖を酢飯の上に乗せて、新十津川町名物のクマザサで包んだのが、笹寿司です。コメは地元産のななつぼしを使っています。
ピンネシリ

いい山があります

新十津川町は暑寒連峰の一部を持っているので、よい山がたくさんあります。ここでは2つの山を紹介します。

【ピンネシリ】の標高は1,100mで、アイヌ語で「男山」という意味です。アイヌの伝説では、嵐で波にさらわれそうになったときにこの山に逃げて助かり、強い男のような安心感があったのでこの名前がつきました。登山口から山頂まで片道5kmで、健脚の人でも登りは2時間くらいかかるでしょう。

【奥徳富岳】はかつては尾白利加山と呼ばれていましたが、付近を流れる尾白利加川とは関係ない山だったので、関係する川である徳富川にちなんでつけられました。すでに徳富山があったので「奥」がついてしまいました。標高は1,346m。春先の雪がまだかなり残っている時期に登る人が多く、その場合頂上まで5時間もかかります。
新十津川物語記念館

開拓の悲しい思い出を伝える「新十津川物語記念館」

北海道開拓というと、フロンティアスピリッツの力強いイメージがありますが、その一方で、故郷を追われた人たちがやむをえず北海道に逃れてきたという歴史もあります。
川村たかし氏の児童小説「新十津川物語」は、奈良県に住んでいた幼い兄と妹が、両親を失ったため北海道への集団移住に参加して、新十津川の過酷な自然と運命に立ち向かうストーリーです。
新十津川物語記念館は、この物語の精神を伝える目的でつくられ、川村氏のゆかりの品や、ドラマ化された映像をみることができます。

新十津川町の主なイベント

6月 新十津川陶芸まつり
7月 ピンネシリ登山マラソン
7月 しんとつかわふるさとまつり
9月 金滴酒造まつり
10月 しんとつかわ味覚まつり

新十津川町の読みもの

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