下川町の紹介

下川町

Shimokawa

北海道の北に位置する下川町は、夏の最高気温は30℃、冬の最低気温は-30℃と一年の寒暖差が激しく道内有数の豪雪地帯です。冬・雪をイメージさせる下川町は、厳寒の環境で降る雪は「シルキースノー」や「アスピリンスノー」と呼ばれ、現在では各地で見られる冬の「アイスキャンドル」の日本発祥の地す。そして雪が多い町を象徴するもうひとつのキーワードは「スキージャンプ」。町営の下川町スキー場にはスキージャンプ台が3台あり、小学校から高校までスキージャンプを学べます。幼児から高校生までスキージャンプトレーニングができる環境があり、スキージャンプの選手を数多く輩出しています。

下川町には豊かな森林資源があり、特に北海道で最も多い木といわれる針葉樹林の「トドマツ」をはじめ、町内の森林資源を有効に活かす活動を積極的におこなっています。当初、有効な使い道がないとされていた「カラマツ」をアウトドア向け木炭にして販売したことを機に下川産木材から土木資材・融雪剤・木酢液などを開発。近年は"北海道モミ"(トドマツ)のエッセンシャルオイルなども人気を集める特産品として販売しています。また、ふるさと納税の返礼品には、森林バイオマスエネルギーを利用した「カーボンオフセット」を選択できるなど(2021年現在)「森の町」としてSDGsにつながる活動も積極的におこない、2017年には「第1回ジャパンSDGsアワード総理大臣賞」を受賞しています。

国内でも珍しい製パン用を含む小麦の生産量は道内有数で、下川産を使った「手延べ麺」は町の特産品になっています。フルーツトマトなどの野菜の栽培もおこなわれ、町内の飲食店で新鮮野菜を使った料理を食べられるほかにも、長期滞在が可能な宿泊施設「森のなかヨックル」や「エコハウス美桑」などのキッチン付き貸切宿泊施設で暮らすように滞在することで、地元のおいしい食材を好きな料理で堪能することもできます。町内には開業して100年以上経つ「五味温泉」もあります。夏季のウォーキングや冬季のスノーシューイングなどアウトドアを楽しみながら下川町の自然の恵みを満喫できるステイが可能です。

下川町のイメージキャラクターは、下川町で生まれた森林(もり)の妖精「しもりん」です。

下川町ってどんなところ?

しもかわ万里長城

下川町にも世界遺産?! 本家公認の手づくり観光スポット

下川町には、ユネスコ世界文化遺産を倣った観光スポットがあります。1986年に町民による100%手作り、人力によって築城した「しもかわ万里長城」です。農地造成などで掘り出された石を活用しての日本一の手作り観光をめざし、2,000年に2,000mを目標に15年間で15万個の石を積み上げました。中国領事館からもお墨付きの「しもかわ万里長城」は、国内外から訪れた観光客も参加し完成しました。
しもかわアイスキャンドル・ミュージアム

冬の美しい楽しみ方は"バケツ"から

「しもかわアイスキャンドル・ミュージアム」は、日本のアイスキャンドル発祥の地、下川町がアイスキャンドルで溢れるイベントです。フィンランドの冬の暮らしを参考に作ったアイスキャンドルが1987年の冬祭りに始めて披露され、このとき「アイスキャンドル」と命名。以降、毎年2月にフェスティバルを開催するようになりました。公式ホームページにはバケツを使ったアイスキャンドルの作り方や飾りつけ方法も解説しています。
下川町の手延べ麺

日本最北手延べ麺の里

北海道内でも有数の小麦生産量を誇る下川町。豊富な小麦で作る「手延べ麺」は町の特産品のひとつです。下川町の冬の厳しい寒さは、麺づくりに最も良いとされ、国内の手延べ麺最北の地とも言われています。下川産小麦を使った「うどん・そうめん・ひやむぎ」は、下川産ブランドの手延べ麺として、町の特産品になっています。

下川町の主なイベント

2月 アイスキャンドル・ミュージアム
5月 万里長城祭・万里長城クロスカントリー大会
7月 森ジャム・EZO CUP
8月 しもかわうどん祭り
12月 全道ノルディックスキー競技会

下川町の読みもの

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