標茶町の紹介

標茶町

Shibecha

北海道東部に位置し、総面積1,099㎢の広大な町、標茶町は、夏は暑く冬は寒い内陸性気候ですが、春から初夏にかけては冷涼で、夏の日照時間は短く、秋は晴天が多い町です。

四方を山に囲まれた酪農の町として知られ、当初は昭和初期に酪農を開始し、バターやクリームなどの加工品を釧路で販売していました。敷地面積日本一の牧場「標茶町育成牧場」がある多和平には観光名所の「多和平展望台」があり、地平線を見渡すことができる人気のスポットです。

このほか釧路湿原国立公園があり北海道・道東らしい景観が数多く見られる標茶町は、釧路から町内の塘路駅まで運転されている「くしろ湿原ノロッコ号」、「SL冬の湿原号」などの目的地として道東観光の要所としても知られ、町内には「虹別オートキャンプ場」「多和平キャンプ場」「塘路元村キャンプ場」もあります。

また、アイヌ民族の祖先と考えられる人々が住んでいたとされる金子遺跡・茅沼遺跡などの遺跡が200以上あります。

町内唯一の高校「標茶高校」は、敷地面積としては日本最大の農業高校として開校した学校で、酪農食品など農業に係る授業があります。生徒が授業の実習で生産した原材料で作った商品シリーズ「グラスランド」は、ノンホモ牛乳・飲むヨーグルト・アイスクリーム・バター・クリームチーズ・ベーコン・ウインナーなど多岐にわたり、定期的に販売をおこなっています。

飼育されている牛の頭数が人口の2倍近い標茶町のゆるキャラは「ミルクックさん」と「「ハッピーくろべえ」。どちらも牛で、「牛乳を食べよう!」「標茶の美味しい牛肉」をPRしています。

標茶町ってどんなところ?

シラルトロ湖

豊かな湿原の自然

北海道でも最も有名な観光名所のひとつ「釧路湿原国立公園」の約40%は標茶町にあり、町内のサルボ展望台・サルルン展望台などから湿原を臨むことができます。湿原内のシラルトロ湖・塘路湖も標茶町に位置し、冬の塘路湖では湖の結氷による「御神渡り」と呼ばれる自然現象が見られます。釧路湿原には国の天然記念物など多くの動植物が生息し、「氷河期の遺存種」といわれる昆虫や植物などが原始の姿を今に伝えています。
標茶町育成牧場

360゜地平線。日本最大の牧場風景

飼育されている牛の頭数が人口の2倍近くにもなる標茶町のなかでも、飼育頭数が多く、日本一の敷地面積の広さを誇る牧場が「標茶町育成農場」です。夏には預かり受けた生後6か月以上の乳牛約3,000頭を放牧し、14~15か月になるまで育てます。その牧場がある多和平の丘の「多和平展望台」は、360゜の地平線を臨むことができ、のんびりと草を食む乳牛がいる草原は、北海道らしい牧歌的な光景を堪能できます。
こだわりの有精卵

こだわりいっぱいの美味しい食材

黒毛和種とホルスタイン種のハーフ「星空の黒牛」は、摩周湖の伏流水と無農薬・無化学肥料で育つこだわりの牧草で成長した美味しいビーフです。また、放牧で乳牛を飼育する長坂牧場では、のんびり育った健康な牛のミルクを使い、2016年開設のチーズ工房で無添加チーズを作っています。そして手作りプリンなどでも知られる「ポロニ養鶏場」では、ヒナから独自のノウハウで育てた鶏のこだわりの有精卵を販売しています。

標茶町の主なイベント

1月 初日の出を見る会
5月 西別岳山開き
8月 しべちゃ納涼夏まつり・町民花火大会
9月 標茶町産業まつり

標茶町の読みもの

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