国道12号線が通り、ハイウェイオアシスや「すながわスイートロード」で有名な砂川市の隣町。
砂川市や三笠市、歌志内市などと共にかつて炭鉱で栄えたこの町は、夏は比較的暑くなく、冬も雪が少ない、道内でも住みやすい町のひとつとされています。人口は2,800人余り、面積も39.98平方kmと小さな町ですが、札幌から高速利用で約1時間30分、滝川市から車で約20分と都心部にも比較的近いため、ゆっくりと穏やかな生活ができることでしょう。
住宅支援や子育て支援、高校生までの医療費全額助成など、町としての取り組みも好印象です。
昭和59年に放送された大ヒットテレビドラマ「昨日、悲別で」の舞台となった架空の町「悲別」が、この上砂川町で撮影され、旧・上砂川駅は“悲別駅”として、時刻表や改札などをそのまま残し、観光スポットとして今も駅舎が残されています。
上砂川町ってどんなところ?
上砂川岳温泉パンケの湯
上砂川町の少し山奥、季節を写す木々に囲まれた「上砂川岳温泉パンケの湯」は、地元民も日帰り入浴で足繁く通う温泉宿。この地特有の重曹泉(炭酸水素塩泉)が、体の芯から温めてくれると評判です。また、15人ほどが入れる大きなサウナも、地方だからこその広さかもしれません。日帰り温泉は通常大人500円と、都心部では考えられないほどお得な料金。宿泊も1泊2食で1名8,000円台というから、驚きです(2名1室の場合)。リゾート地もいいけれど、少し足を延ばしてローカルな魅力に触れてみるならこちらがおすすめですよ。
奥沢キャンプ場は無料で利用きる
「上砂川岳温泉パンケの湯」の近くにある「奥沢キャンプ場」は、昨今では珍しい無料キャンプ場。駐車場もキャンプサイトの利用も、すべて無料というから驚き。キャンパーたちの間では、穴場として知られている場所なんだとか。炊事場や野外炉、キャンプファイヤー設備、トイレなどもしっかり用意されており、オンシーズン前にはサイト周辺の草刈りがされているので、さほど不便はありません。同エリア内には、石庭や東屋と池がある手入れされた「日本庭園」も。キャンプ場は10月までの利用ですが、秋になるとこの辺り一帯は美しい紅葉で彩られます。隠れた紅葉スポットとしても、ぜひ訪れたい場所です。
町の特産品・ニジマスの薫製
上砂川町のおもな産業は、製造業や建設業が中心。農業ではシイタケが栽培されていますが、販売目的よりも自給自足目的がほとんどのようです。また、この地ではニジマスが捕れることから、近年はニジマスを使った商品が登場しています。ニジマスの薫製、ニジマス醤油は「上砂川岳温泉パンケの湯」の売店でも土産品として人気のようです。
上砂川町の主なイベント
2月 | かんじきウォーク |
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2月 | 雪ん子まつりin上砂川 |
6月 | 全道MTB4時間耐久レースin上砂川 |
8月 | 仮装盆踊り花火大会 |