かつて「古比羅」と呼ばれ、ニシン漁場として拓かれてきた古平町。
青い海と緑の山々に囲まれ、現在は行政と住民とが手を取り合って「協働で創る住みよいやすらぎの郷、ふるびら」を目指して町づくりを進めています。
古平町の沖合は道内屈指の漁場として知られ、サクラマス・ホッケ・ヒラメ・カレイ・ソイ・イカなど豊富な種類の海産物が水揚げされています。新鮮な海鮮が手に入る町だからこそ、安価でありながら質の高い寿司が味わえる店がたくさん。また、近海ではウニも捕れるそう。
毎年行われる漁協祭は、海の幸と山の幸が味わえる観光イベントのひとつとなっているほか、「天狗の火渡り」で有名な神社祭りでは朱装束と天狗の面を被った「猿田彦」が火柱の中を火の粉を蹴散らしながら渡る人気のイベントとなっています。
古平町ってどんなところ?
心温まる小さな宿へ
古平町は人口3,000人弱の小さな町。派手な観光スポットやリゾートはないけれど、「協働で創る住みよいやすらぎの郷、ふるびら」を掲げているからこそ、町の人たちが温かく旅人を迎えてくれる場所です。町内には3つの宿泊施設があり、それぞれに安らぎの体験が待っています。村営の「古平家族旅行村」は5人用と6人用のケビンスタイル。安価なテントスペースもあり、キャンパーたちに人気です。マイナスイオンたっぷりの森に囲まれ、敷地内からは遠く海も見渡せます。また、親戚の家を訪れたかのようなほっこり感がある民宿「中央旅館」、古平漁港の前に建ち、漁師飯が楽しめる「民宿ほり」もおすすめです。
大物をゲット!? 船で沖釣りへ
古平沖は、道内屈指の漁場。釣り漁船が出ているので、沖釣りが楽しめることも。サクラマスにホッケ、ヒラメなど釣れる魚の種類が多いのもこの地の特徴です。また、漁港や河口付近での遊漁も可能ですが、現在は世の中の情勢を鑑みて自粛を推奨中。いつの日か思う存分、釣りが楽しめる日が待ち遠しい。
道内有数のミズダコの聖地
ボタンエビやナンバンエビ、スルメイカなどのほか、古平沿岸ではミズダコも漁獲されています。道内有数の水揚げ量を誇り、全長5メートルにもおよぶ世界最大級の大きさのミズダコが捕れたことも。タコ漁は5月~7月に最盛期を迎えます。また、タラコや明太子、イクラ、数の子、荒巻鮭といった水産加工品も多く製造。もちろん、鮮度のいいタコを使った加工品もたくさん作られていますよ。
古平町の主なイベント
6月 | 東しゃこたん漁協 漁協祭 |
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7月 | 天狗の火渡り(琴平神社) |
9月 | 天狗の火渡り(恵比須神社) |
12月 | イルミネーション点灯式 |