ゲスト さん

Nao-buns

Nao-bunsのメインイメージ
倶知安の恵みをおいしいお菓子に。
手作りで届けるカフェ&製造所
土地の魅力を、もっと多くの人に伝えたい。
ニセコ・倶知安エリアの食材に向き合った、オリジナルなおいしさを日々作っています。
土地の魅力を、もっと多くの人に伝えたい。
ニセコ・倶知安エリアの食材に向き合った、オリジナルなおいしさを日々作っています。
Nao-bunsの外観 Nao-bunsの入口 倶知安町から見た羊蹄山
羊蹄山の麓のまちで作り出す、この土地ならではの焼き菓子

雄大な羊蹄山を望む、じゃがいものまち・倶知安町。冬は世界屈指のパウダースノーを楽しむ観光客でひしめくニセコエリアの玄関口のまちに、2026年3月にオープンしたのが洋菓子製造兼カフェの「ナオバンズショップ&カフェ」です。

同店は、もともと洋菓子製造「Nao-buns」として2020年に開業。カボチャや小豆など、羊蹄山エリアで採れた野菜や穀物、豆類などの味わいを生かした焼き菓子が人気で、ニセコのハイクラスホテルでウェルカムスイーツとして採用されるほど。さらに、同店のクッキーの詰め合わせ缶は、道産食品の中から品質や独自性を総合評価される「北のハイグレード食品 2026」にも選定されています。

カフェではこれまで製造していたクッキーやパウンドケーキの購入はもちろん、ランチにぴったりなベーグルやケーキなども楽しめ、「Nao-buns」はその可能性をどんどん広げています。

Nao-bunsがもっとこだわる道産小麦粉 Nao-bunsのオーナーがクッキーの生地を絞っている様子 Nao-bunsのオーナーがオーブンからパウンドケーキを取り出す様子
旅するパティシエとNao-bunsの始まり

オーナー兼パティシエの本郷さんはアメリカ・ワシントン州シアトルの製菓学校を卒業後、同じくシアトルの高級レストランで6年間パティシエとして勤めました。「勤めていたレストランは華やかだけど、とても厳しい世界でした。一流の料理を提供するために、見栄えの悪い食材は破棄されてしまうんです。それがだんだんと心苦しくなってきて。食材の産地の背景や作った人のことがわからないまま提供していたことにも疑問を感じるようになり、仕事に情熱を持てなくなってしまって」と本郷さん。

心機一転、帰国後はオンラインの旅行代理店に勤め、スキー好きも相まって北海道勤務を選択。仕事の関係もあり、ニセコ町や倶知安町に通うようになりました。その後、語学力を生かしニセコエリアのホテルに勤めることに。そのホテルでの気づきが「Nao-buns」立ち上げのきっかけとなります。

Nao-bunsの店内 Nao-bunsのカフェメニュー 取材を受けるNao-bunsのオーナー
ホテル勤めから農家、そしてお菓子作りの世界へ

「ホテルのお客様と接するうちに、思わず買って帰りたくなるようなお土産やウェルカムスイーツとなるような、地場産品のバリエーションが足りていないと感じるようになりました」。そこで“足りていないなら、作れる人が作ればいい”と考えた本郷さん。ホテルを辞め、まずはより土地の食材の事を知るために地元農家で働き始めました。

「最初に食べたカボチャや野菜が本当においしくて。私がお世話になった農家さんは家族代々農家で、4代目。土を大事にしていて、土づくりにとてもこだわっていました。それでも様々な事情があり、食べることは出来ても廃棄になってしまう野菜があることを知りました。その野菜を使って何か作れないかと試行錯誤していったんです」。

コロナ禍で観光業にも製造業にも逆風が吹く中、まずは日持ちする焼き菓子の製造に舵を切った本郷さん。近隣スーパーでの販売などを重ね、現在ではその品質やデザイン性の高さが評価され「東山ニセコビレッジ・リッツ・カールトン・リザーブ」や「綾ニセコ」などニセコエリアの高級宿泊施設に焼き菓子を卸すようになりました。
他にも宿泊者に向けた記念日用のケーキも受注しており、2026年にはカフェ兼製造所をオープン。今までの経験と知識をフル回転して、ニセコエリアをより賑わせています。

Message
わたしたちがお届けします!
Nao-bunsのプロフィール画像
倶知安らしさを焼き菓子でお届け

わたしたちは羊蹄山の麓にあるまちの洋菓子製造所です。豊かな名水に育まれたこの土地の食材は、ひと口食べれば、きっとまた食べたくなるおいしさです。

旅で訪れた人たちに、帰ってからもそのおいしさを感じて、また来たいと思って欲しい。そして、じゃがいも以外にもカボチャや豆類など、この豊かな土壌にはまだまだおいしい食材が眠っていることも伝えたい。そんなところからNao-bunsはスタートしました。

海外の学校やレストランで学んだ技術をベースに、土地の素材の味を生かすレシピを考え、手作りでひとつひとつ焼き上げています。このまちの愛らしさを詰め込んだ焼き菓子を、ぜひ一度手に取ってお楽しみください。

Nao-bunsのオーナーがクッキー缶を説明している様子のイメージ1 Nao-bunsのパウンドケーキのイメージ2 Nao-bunsのクッキー缶の中身のイメージ3
ニセコエリアの魅力を焼き菓子に詰め込んで

Nao-bunsの焼き菓子は、地元の生産者との繋がりを大切にした、素材の味わいを楽しめるものばかり。最初に作り始めたパウンドケーキの「倶知安栗かぼちゃ」や「倶知安小豆のあんこカスタード」は、その名の通り地元で採れたカボチャや小豆の味わいを引き出しており、ひと切れのパウンドケーキで満足感が十分得られるようなリッチ感がたまりません。

また、同店で使われている材料を見ると、ニセコエリアの食の豊かさにも気付かされます。「北のハイグレード食品 2026」に選ばれた「個性ツヨめな北海道クッキー缶」は、甘さを楽しむ焼き菓子が詰まった珠玉の1缶。中でも気になるのが「酒粕スノーボール」や「ニセコきなこ」。酒粕は倶知安町自慢の酒造「ニセコ酒造」の酒粕を使用したサクサク・ほろほろな焼き菓子。「ニセコきなこ」も、もちろんニセコエリアの大豆が原料です。

栗カボチャや小豆、大豆や酒粕まで。季節折々の食材も次々と季節限定の焼き菓子に生まれ変わります。日本の名水百選にも選ばれた羊蹄山の雪解け水が注ぎ込む、この豊かな大地で育まれた食材の素晴らしさ、その土地に感謝し、ここで生きる人々の想いを焼き菓子を通して多くの人に届けたい。本郷さんの作る焼き菓子には、いつもこのシンプルなメッセージが込められています。

Nao-bunsの看板のイメージ1 Nao-bunsの焼き上がったばかりのクッキーのイメージ2 Nao-bunsの工房で作られるプリンのイメージ3
人が集い、新しい発信地になるお店を目指して

最初は製造だけのつもりで事業を始めたという本郷さん。でも、倶知安町に住むうちに、町民が休日にゆっくり過ごせる場所を作りたいと思うようになったといいます。

「町の人は、休日になると町外に出てしまうことが多いんです。でも、シアトルはスターバックスの本店があるくらいカフェ文化が盛んで、みんなカフェでゆっくりと、それぞれの時間を過ごしていたことを思い出して。倶知安町にもそんな場所が必要なんじゃないかなと思ったんです」。シアトルは北海道と同じ緯度にあり、海と山に囲まれた環境もそっくりなのだそう。

同店の焼き菓子はハイクラスホテルに卸しているにも関わらず、カフェでは手に取りやすい価格設定で販売。カフェでしか食べられないケーキも、目新しい種類よりも、まちの人が注文したくなるか?という視点でメニューを考えていると言います。

「現在はニセコエリア以外の町村の方から、土地の農産物を使った製品作りの相談を受けることも増えてきました。今後は他の地域にも出店して、その土地ごとのおいしさに出会っていけたら楽しそうだなと思っています」。

おいしさに真っ直ぐ向き合う。その想いを礎にした「Nao-buns」の今後の展開から、目が離せません。